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日記だよ

PC VR 2020/05 状況

ゴールデンウィーク直前くらいに調達したHTC Vive Cosmos Elite の現在の運用状況です。

コンテンツ利用はだいたい Steam 経由。HTC Vive の公式ストアである Vive Port はあまり使っていない。今のところ魅力的に感じるタイトルが見つからないんだよね。Tilt Brush くらいかしら。いちおう Vive Port Infinity という、一部タイトルを月額料金内で自由に利用できるというプランの無料枠がついてくるんだけど、パスコードがうまく認識されないという問題があった。あと気になっていた 「7 Miracles (7つの奇跡)」-映画賞を獲得したVR映画 | VIVE Experiences も「すべてのVRプラットフォームで近日公開」のまま進捗がわからず、これもちょっと不満。とはいえ、VRコンテンツ伸び悩んでるよねーってのは前からわかっていることだし、残念だが不満があるというほどではない。

いろいろ体験版とか試してはいるけど、自分が3D酔いするという問題があり、アクション性の高いゲームはほとんどプレイできていない。Beat Saber は例外だがこれは現実の肉体とゲーム内の動作が完全に一致しているからなんだろうな。PS VRより解像度ぐっと高くなっているし、PCの処理スペックも向上しているので、映像面の向上によって3D酔いがある程度軽減されるのではないかと期待したが、そううまくはいかなかったようだ。

気になっていた AR モードみたいなやつは、Cosmos Elite のドライバか何かの問題らしく動作せず。せっかく前面にカメラついているのにもったいない。

Unity で作ったシーンの出力先として Steam VR を指定できるのでいろいろ遊ぼうと思っていたが、そもそも Unity で自由自在に何か作れるようになるには修行がまだ必要そう。ということでしばらくはゲーム機として使われる人生です。総括。

Beat Saber

不動の安定。たいへん楽しい。これが家で思い切りプレイできるというだけで、VR環境作って悪くなかったじゃんと思える出来。

妻が習熟度が上がってきて、難易度 Expert+ の曲や極悪なカスタム曲を夜な夜な練習している。ある程度テンポの遅い譜面だと退屈するらしく、ぶんぶんとライトセーバーを振り回しながら「こんなんじゃあたいは燃えねえ」「エアーマンを、倒したァ」などと文句を言っているのは狂戦士感がある。夜中に階下に降りていくと真っ暗な部屋の中赤くVRヘッドセットのランプを光らせ腕を振り回していて怖い。

自分は OST1 とか 2 の Expert くらいをのんびりとやっています。

HTC Vive 付属のVRコントローラーは形状とかその重さから、Beat Saber ガチ勢からは敬遠されるらしいですね。まあプレイしている感じ、ちょっと重いな、とか「これを振り回してこの速度で左右のノーツ切れる!?」と思うことはある。

あとめちゃくちゃ汗だくになるので、そろそろ替えのフェイスクッションとか買わないといけないような気がしてきています。

Angry Bird

スマホゲーで有名になったアレの3D版。スリングショット的操作がよくできていて楽しい。最近ずっと Unity で遊んでいるので、物理シミュレーション大変・・・! となっている。これ相当うまくつくってある。

Moss

とても綺麗。フル日本語化されている。普通のシーン切り替え型アクションゲームを3Dで見ている感じなんだけど、1シーンごとにめちゃくちゃ作り込まれていて、思わず立ち上がって建物の後ろを見たり、キャラクターに顔を寄せて観察したくなる。かわいい。

楽しいのだけどアクション性がそれなりにあり、VRコントローラーの操作とキャラクターのスティックでの操作を同時に行う必要があってちょっと大変。

Vivecraft ( Minecraft for Java の Mod )

マインクラフトのVR版。Windows 10版で出てる公式のVRとはゲーム性がけっこう違うらしい?

Windows 10版には RTX対応がベータで出ているのでそっちも気になっている。あと現時点では Vivecraft は Minecraft の mod の定番である Forge に対応がなされていないので、それが進んだらまた状況は変わりそう。自分は船をこぐアクションで完全に酔っちゃったのでつらいんだけど、妻は情熱的に潜っては地面掘ったり何か栽培したりしてる。

四角いボックスの世界なのでグラフィック向上するだとかVRとか大して変化ないでしょと思っていたがそんなことなかった。確かにこれはマシンスペック盛って描画範囲広げたり表示効果強化したくなるわい。

Tilt Brush

Googleの空間お絵かきツール。

空間お絵かきは早々に諦めたが(難しい)、ギャラリーが最高に楽しい。自分は教養がなく、美術館とかにいってど迫力の油絵とか彫刻作品などをゆっくり鑑賞するスペックの目を装備していないのだけど、このギャラリーは本当にすごくて、3Dのデジタル作品に「これは人が描いたものなんだな」という手触りというか熱気とか圧力を感じる。同時に「えええほんとに? ほんとにこのツールで描いたの?」と猜疑心もわくのだけど、まあかつて同じことは Forza Motorsport痛車ブームのときにも思ったしな・・・。

Google Earth VR

地味にすごい! と感動したやつ。しかしひとしきり感動していろいろみて回った後、満足してお蔵入りになった。

The Golf Club VR

勝間さんのブログで紹介されていたので見てみた。なるほど Steam 上で日本語対応うたわれていないけどだいたい日本語に対応している。ゲームはストイックな構成で、ショットの弾道が可視化されたり、芝目がグリッド表示されたり便利なUIがちょっとだけあるけど、他は画面内にはゴルフ場と自分の持ってるクラブとクラブの入ったカバンくらいしかない。ボールが無くなったらゴルフバッグのポケットからボールを取り出さなければいけない。クラブを切り替える時はやっぱりゴルフバッグに手を伸ばしてどれを使おうかなと選んで掴んで引っ張り出さないといけない。絶妙な不便感の演出がある。

全体的にすごくよく出来ている、と感じたけどコントローラーの重さと重心だと長い棒を振ってるという納得感はうすいかもしれない。振った手応え、打った手応えというのは相応以上にあってよい。

パターがとても難しくてできる気がしない。それさえ上達すればそこそこ遊べそうな気がしてきた。

なお私はゴルフ本体は全然やったことないです。Windows 95 の頃のMicrosoft Golf と、スカッとゴルフ、パンヤくらい(みんゴルはやってない)。

VR Chatと仮想デスクトップはまだ

どちらも試しはしてみたけど、本格的に遊ぶと言った感じではない。キーボードとマウスについてVR空間内でキャプチャされればデスクトップは使えそう。

VR Chat は特にこう、家族持ちには結構厳しくないですかコレ。そうでもないてすか・・・?