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日記だよ

「闘うプログラマーは評価の分かれそうな本だ」と見かけた

stonebeach-dakar.hatenablog.com

どういう見方をしているのだろう、と興味があって記事を見てみた。

正直、とても評価が別れる本だと思います。 おそらく、バブル崩壊前〜90年代なら、「素晴らしい!私も見習うべきだ!」となったかもしれません。 今の時代だと、電通の事件があったのもあって「反面教師」としての本になるかもしれません。 ※離婚、うつ病、逃亡、とマイナスなこともあるので反面ではないかも。

ですが、ソフトウェア開発者はこの本と「ピープルウェア」、「人月の神話」を読んで ソフトウェア開発プロジェクトはどうするべきか、よく考えていくべきだと思います。

ここに書かれているのは本の評価ではなくプロジェクトや仕事のあり方についての評価なのかな。本の評価についてはあまり書いていなかった。

この書籍の主題はずっと一貫していて、「凄まじい仕事、とてつもないチーム、大きな犠牲と大きな成果」であり、破天荒で冗談みたいなパワーを持つカトラーを主人公にうまくストーリーを描き切っているなと思わされる。この本に限らず、最近だと「血と汗とピクセル: 大ヒットゲーム開発者たちの激戦記」でも思ったけど、海外のこういうノンフィクション現場ルポみたいなやつの描き方はすごく好きです。自分も周囲や自分をこのように目線で捉えたいなといつも思う。