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日記だよ

エアコンの清掃を業者に依頼した

外から手の届く範囲についてはたまに掃除していたのだけど、手の届かない奥にカビが繁殖しているのがファンの隙間からよく見えていて気になっていた。夏はどうせずっとエアコン稼働しっぱなしになるので、清掃きっちりやると効きもよくなるということだし、せっかくだからと業者に依頼した。寝室、仕事部屋、リビングの三台。

業者はインターネットってやつで妻が探したのだけど、リビングは天井カセット式という埋め込み型で対応してくれる業者が限られるそうである。

こういうやつ。「天カセ」と呼ぶらしい。

仕事部屋は金曜日にエアコンの周囲にあった本棚を分解して大変だった。本は仕事机の下に積み重ねてあるけど、これなんとかしないと明日仕事まともにできない気がしてうーんという気持ちにはなっている。狭いので作業スペースちゃんと空けられるか心配だったけど、なんとかなった。

作業は日曜朝から。

普通の壁掛け式エアコンは分解清掃したところを見たことがあったが、天井カセット式はどうなっているのかわからなかったので興味津々だった。外骨格を外してファンを外すと天井に大きな穴が空いたような感じで面白い。ビニールで漏斗のような構造を作り、下にバケツを置いて水を受けられるようにして、高圧洗浄機でドドドと音を立てて洗っていく。驚くほど真っ黒な水がバケツに溜まってびっくりする。外骨格の内側も水玉模様みたいになっていて恐ろしい。これが全部カビか・・・。清掃後は空気のにおいが明らかに清浄化され、「ああこれまで汚染されていたんだな」と残念な気持ちになった。

朝から初めて夕方まで、ほぼ一日がかりの仕事で大変そうである。自分はずっと猫の監視員をしていた。知らない人が自宅に入って歩き回り謎の機械が大きな音を立てるので、怖がりのダリは恐慌状態になり自分は石でできた置物だと思い込むことにしたらしく、空き部屋の片隅に避難し、ブルブル震えて肉球にびっしりと汗を滲ませたまま飯も食わずに固まっていた。ニュートンは最初びっくりして物陰に隠れていたものの、一時間もしたら警戒心を好奇心が上回って出歩くようになり動作中のコンプレッサーをくんくんしていて危ないので結局捕まえて部屋に閉じ込めるようにした。

作業者は鴻巣の方の営業所から来た方で、きちんとした人でよかった。