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日記だよ

リチウムイオンバッテリ内蔵機器の廃棄

押し入れの中を整理していたら、歴代のガラケーとかデジカメがいっぱい出てきたんだけど、漏れなくバッテリを内蔵している。

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リチウムイオンバッテリはそこかしこに存在しているので忘れがちだがそれなりに危険物である。耳に差し込んだり頭に被ったりしているけど、条件が揃えば燃えるし、一度燃え始めると水をかけて一発消火というわけにはいかない。

たまにインターネットでは「突然電動自転車のバッテリが爆発して火事に」とか「ノートパソコンが発火して丸焼けに」といった怖いコンテンツが流通しているので、改めて考えると十年もののリチウムイオンバッテリ搭載機器が押し入れに山のように積まれているのはなんとなく嫌だなという気持ちになった。

ということで、週末、鞄に物言わぬガジェットを詰め込んで近所の家電量販店に向かった。自治体のホームページによると危険物として出しても大丈夫らしいが、リサイクル協力している家電量販店でも引き取ってるよとのことだったので、それがよいそうしましょうとなった。ゴミの日を忘れるリスクを犯すよりは、今すぐ行動した方が良いだろうという判断である。

ぐるっと回ってリサイクルボックスは見当たらなかったが、聞けばレジで引き取ってくれるとのこと。カバンからずらずらと取り出してこれとこれと〜って言ってたら、「あ、スマホはデータ消去完全に終わっておりますか」と質問されて我に帰った。いや、してない気がしますと答えると、データ消去してないスマホは引き取れないという。まあ、それはそうかなと納得して、スマホ一台を持ち帰ることになった。あと壊れたデュアルショックも引き取ってもらえなかった。こいつは分解してバッテリ取り外してくれという。はい。

持ち帰ったスマホは、よくみると初代 iPhone である。「初代じゃん!」と思わず声が出てしまった。

電源も入らないのでデータ消去どころではない。初代 iPhone はライトニング端子になる前のコネクタ形状で、もちろんそんなケーブルが手元に簡単に残っているかというと・・・探したけど見つからなかった。どこからあるかなぁ。どうしても見つからない場合は分解してバッテリと別々に廃棄することになるだろうか。面倒くさい。しかし、初代iPhoneとはメモリアルな子が発掘されたもんである。最初ストアもなくて、電話のついたiPodだと思って利用していた。捨てるのはもったいない気もするが、用途もないしなぁ。

押し入れの中には初代GRDとかあった。懐かしい。さすがにこいつも出番はもうなさそう。鏡胴の出入りでキキキって変な音がするからな。気に入っていたのだけど、コンデジすっかり持ち歩かなくなった。iPhoneのカメラが十分だというつもりはないのだけど、結局「母艦に転送する」というオペレーションが不便なのだ。もう「母艦」など本当の意味では存在しなくなってしまっている。