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日記だよ

嫌な音を排除するといい聞こえ方になる

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本田:テック業界だと、“コンピューテショナルオーディオ”が脚光を浴びています。個人的に驚いたのが、10,800円のアップルの「既報HomePod mini」でした。リンゴみたいなデザインで、音は決して良くない。でも、あれを鳴らしているとみな嫌な顔をしないんです。情報量が突出しているわけでもなく、かといって欠落しているわけでもない。音楽的に正しい表現してるかというと、そうでもない。ステレオにしたところで無指向性だから、正確な音像表現になるわけでもない。でも部屋の中はそれなりに音楽で満たされるんです。

不思議に思って、どんなことをしているのかエンジニアに聞いたら、アップルミュージックの数十万だか、数百万だかの音楽をピックアップして、各曲のパート毎の特徴とか、周波数特性とか全部調べて、ある特定の音が入ってきたとき、その音をどうゆうふうに再生すれば、内蔵するドライバー破綻しないかを機械学習させたそうです。それをもとにリアルタイムに補正をかけながら、リアルタイムにDレンジも圧縮する。

ピュアオーディオとは真逆の方向だけど、再生させると、1万円しかしないスピーカーから嫌な音を排除できる。で、最終的にはいい音になったと。いろいろなオーディオファンの方にも聞いてもらったけど、みな心地良いといいます。そうゆうモノが出てきたと言うことに対して、オーディオ製品の評価の仕方もいろいろな軸で考えていくべきなのかなと考えさせられました。

面白い! 自宅もAmazon Echo Studio x2 と Echo Plus をリビングに置いてBGM用途に使っているのだけど、改めて集中して聴くと別に綺麗でも鋭くも鮮明でもないのにBGMとして聞きやすく楽しい感じになるんですよね。嫌な音を排除するといい聞こえ方になる。

刺身買ってきて昆布締すると、昆布の旨味が染み込んで美味しい、みたいなやつ。ピチッとシートを使って脱水しても似たような味の凝縮効果が得られてうまい。これは別に旨味が刺身の外から入るわけではなくて、刺身に含まれてる美味しくない味と水分が抜けたことで美味しいところが残るみたいな話で、なぜかそれを思い出した。