37巻ね。読みました。よかった。
穿った見方をすると、これはKindle PaperWhite のサイズだと正直厳しいので大判の紙コミックスあるいは大型のディスプレイを有する新型のKindleの販促なのではないか。（穿ち過ぎ）
けっこう王位継承の話を長くやってる気がしたけど、読み直したらそうでもないんだな。キメラアント編のクライマックス感はすごかったけど、王位継承の話も盛り上がってきている。
こういう「あいつもすごい、こいつも曲者、こっちは本命」みたいなキャラがどんどん増えていく展開はわくわくするけどちゃんと畳まれるの...? という不安と表裏一体でもあります。大丈夫? 幽遊白書の魔界編みたいな感じにならない? 突然客船の中に丸い石のリングが出現してトーナメント始まったりしない?
この不安、「されど罪人は竜と踊る」のシリーズも主役以外の人たちがどんどんめちゃ強なやつら出てきて大変とかあったりするなあ。主役たちが「俺は我が身を犠牲にする究極魔法で竜を倒すことができるッ」と毎回死ぬ思いで頑張ってるけど、敵方の強いやつは世界創生の頃から生きていて異次元から地球を一捻りできそうな怪物と一騎打ちして追い返して「まだ本気は出してないがな」みたいなノリだったりするやつ。強さのインフレによる主役の空気化はどう決着させるのだろう。無理やりパワーアップさせてもつらいし、絡め手と奇抜な発想で勝利というのも繰り返すと大変そう。
HxHはいちど「王」を出して真正面からの強さで勝てなくてもズルで倒すことやっちゃってるからなあ。
