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日記だよ

映画「シェルブールの雨傘」「ウエストサイド・ストーリー」

見てたの忘れてた。ミュージカル映画シリーズ。

 

雨傘は戦争に行った彼氏と残された子持ちの女の話で、男性の俺としては当然男に感情移入してしまうので、ただひたすら彼氏がかわいそうになるんだが、よく考えるとダメな男だなこいつ。時代背景も面白い感じで、戦地と銃後の手紙のやりとりって自体に物悲しさがある。それにしても傘の専門店というのは不思議な感じではある。見ながらこれで生活成り立つのとずっと思っていた。成り立たないから金持ちの紳士に身染められるのが女の家族の救いになっているんだけど。映像や展開も美しいが、なによりとにかくずっと歌のように会話していてすごかった。

 

エストサイド・ストーリーはスピルバーグのやつ。(ここでちょっと言及していた)これはちょっと想像と違った。アメリカのこういう移民の扱われ方の確執とかチンピラグループ間の抗争とか有名な不良みたいなノリとか謎で良い。スピルバーグらしさみたいなのはあって、こういうファンタジックな異世界感は最高にうまいと思う。目線の追い方が自然というかね。こちらは対立するグループの男女の恋物語・・・のはずだけど、メロドラマという感じではないんだよな、ストーリーの縦軸ではあるけどあんまり展開にドキドキしない。舞台装置感がある。

 

どちらの作品にもいえることだけど、主人公とヒロイン的女性が愛し合うようになるまでの過程が非常に浅くてよい。あっという間にくっついて、破局もスムーズ。