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日記だよ

映画「死刑台のメロディ」

見た。実話。これは。

昨日見たコカインベアと「実話ベース」の重さが違いすぎる。

アナーキストであるところの移民二人が強盗殺人の罪で裁判にかけられる。実際のところは多分無罪なんだろう。ただ、移民でありアナーキストである二人に対して法廷は好意的ではなかった、って筋書きが実際にあった出来事であり、百年前のアメリカでおおごとになっていたことを自分は全く知らなかった。

なんとなく黒人の差別の問題などは意識にのぼりやすいけど、移民への差別というのもやばいレベルであったのだな。いや。それにしてもこれは。前半の検察の示す差別的・偏見に裏打ちされた論理展開だよ。見ている自分が締め付けられるようなヤバさ。

印象的なエンニオ・モリコーネ作曲のテーマ曲「勝利への讃歌」なのだが、なんでこれ勝利への讃歌なんてタイトルに翻訳しちゃったんだ。

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『死刑台のメロディ』主題歌に込められた想いとは? - SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)

 

夫と共に徴兵反対運動をし、3年もの刑を受けていた彼女の声は、美しく、力強く、そして悲しく、わたしたちに訴えかける。「あなた方を祝福しよう、二コラとバート。わたしたちの心の中で永遠の安らぎを。最後の最期の瞬間はあなたたちのもの。受難があなた達の勝利となるとき」。サッコとヴァンゼッティへの追悼とその生涯への敬意、そして二度と同様なことが起きないようにという願いが、主題歌には込められている。