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日記だよ

交換針Goldring E2を購入

しました。

Goldringは1960年代から続くUKのアナログレコードのカートリッジを作ってるメーカーさんだそうです。購入したE2は同社のエントリーモデルのなかの中間くらいのやつ。

いぜん、オーディオ屋の店主に「ヨーロッパっぽい音ってのがあるんだよ。アナログレコードで音楽を聴くなら、針とスピーカーを聞きたい音楽に合わせるといいよ」と言われてお勧めされたメーカーがゴールドリングで、「ピンキリだけど安いやつで全然いいのでレコードプレーヤーの本体とセットになってる針から替えてみなさいな」と。

それで買ってみたわけです。じゃーん。

開封の儀

指環みたいなパッケージ感ですが箱を開ければレコードの交換針です。

こいつを買う以前、もともとはレコードプレーヤーDENON DP400の本体にセットになってた針をそのまま使っていました。

付属の針の寿命は400時間と書かれている。もちろんどのくらい再生したかなんてわからない。ブログを眺めると、どうやらちょうど1年くらい前にDP-400は購入していそう。

DP400マニュアルの「針交換」説明

まあ400時間なんて再生してないと思うけども、寿命をいかにも迎えてから交換するよりは少し余裕のあるときに交換しておいて以前のやつはスペアにするといいんじゃないか。

それにしてもこのマニュアルの書き方だと、専用交換針以外は使えないようにも見えてしまうよなー。交換針使えるよ、ってもっと書いてあげればいいのにな、と思ったのであった。マニュアルを丁寧に読むと「本機のフォノイコはMMカートリッジ専用です」と暗にMCカートリッジへの換装も想定しているような書き方になっていたりするんだけど。

交換する

さて、ヘッドシェルっていうアームの先にあるパーツを外し、針のついたカートリッジを付け替える。

アームから外したシェル

写真のこれがシェルで、色のついたリードが4本つながっている先にあるのがカートリッジ。こいつを交換するわけだ。

リードが端子に刺さってるとこの抜き差しが不器用勢にはまあまあ大変。パキッと折れてしまいそうだし、普通のラジオペンチだとうまくつまめないくらいのサイズ感。これ、今はまだいいけど老眼とか進んだら厳しいのでは...。

シェルから外したカートリッジ

シェルの針先を交換したらアームに取り付けて、今度は針の圧力とかを調整する必要がある。これはマニュアルに沿ってやりましょうというやつだ。針の圧力が2gくらいになるようにアームの錘の位置を調整したり、遠心力で外側に向かってしまう針に対抗するためのアンチスケーティングって設定を入れたりする。これが針のカートリッジの重量とか取り付け位置の微妙な違いによって変わってくる。

最初なので割と楽しいけど、何度もやってると面倒になりそう。でもまあ、「取り付けたらアームが水平になるように錘の位置調整して、そしたらアンチスケーティングの設定をして」くらいではあるので、慣れたらそうでもないかな?

試聴

うおおちゃんと音が出た、というレベルで喜ぶのは素人だからです。でもちゃんと接続できたら嬉しいのは嬉しいのです。自作PCを組んで一番嬉しいのはOSがしっかり起動してくれた瞬間なのと一緒...。

音の出方というか聞こえ方というか、それはけっこう違います。えーこんなに違うもんなの、と驚き。

DP400付属の針は明るめの音だったのが、E2に変えたらトーンが沈んで落ち着いた音に。ベースというかドラムの低音がはっきり輪郭がわかるようになって、真ん中あたりの、声や主旋律パートの楽器と分離している。あと、チリンチリンと聞こえるような軽い金属系の楽器の音が埋もれなくなった。面白い。

いろいろ聞いてみたけど、全体的にまとまりのいい、印象的な音に変わったと思う。正直、こんなにはっきりとした変化があると思っていなかった。オーケストラとかは相対的に変化があまり感じられなかったかも。音数の多いバンドや、低めの声のボーカル曲はめっちゃいい感じに。

ただ付属針よりノイズっていうか傷や汚れは拾いやすくなった気がする。繊細になったのかな。針カバーも付属針の方が使いやすい。取り回しは面倒になった。むむむ。

まとめ

これは良くなったなー面倒がらずにもっと早く針の交換を試してみたらよかった。しかし、以前の針が実はへたっていて新しくしたから聞こえが良くなったという可能性もあるので、そう考えるとあと何本か試してみないといけないのではないだろうか。

そもそも、針を変えたら音が変わる、ということは(物理的な針で溝をなぞって音を出している構造上、針の作りで音が変わることそれ自体は当然だとは思う)、音楽視聴システムのパフォーマンスはスピーカーやアンプだけでなく、もとの再生ソースの品質に大きく影響を受けるということだよなー。昔は「CDはデジタルだから機材によって変化はなさそう」みたいなこと思っていたけど、最近は「よくわからんが音楽再生はいろいろなプロセスがあって、最終的な音の出方を決める要素はいっぱいありそう」というくらいには毒されている。そうすると、同じSpotifyAmazon Musicを利用しているのでも、AVアンプビルトインのネットワークオーディオ機能を利用するのと、専用のネットワークプレーヤー的な代物とではけっこう違う可能性があるな、と思ったりする。

ズブズブと沼に落ち込んでいる気がする。