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日記だよ

ゼノブレイド3(本編)

ようやくクリアしました。長かった〜

実はクリア直前で放置していた。

レベルそこそこ上げて到達したラスボス戦、前座は盛り上がったものの先頭が長く負けたらやり直しでにゃーんとなって放置していたのであった。

敗因はあきらかに道中の休憩所でボーナスEXPを使ったレベル上げを気楽にやってしまっており、サイドストーリー類をほとんど消化せずヒーローのクラスレベルとかぜんぜん上げてなかったからだ。ということで、方針を変えてサブクエスト攻略モードに入っていたのだけど、「あれ、エセルってもしかしてもう出てこない? やっちゃった?」と気がついて激萎えし、そこから数ヶ月手をつけていなかったのである。クラスレベルあげようと思ってエリート狩りをしていたもののマップを順番に埋めていく作業感に疲れたのもある。レベルけっこうあがってしまっていたので獲得経験値がいかにも低くて効率が悪いのも手伝いまして。

ただ三連休があったので、改めて挑んでみた次第です。もうこれは攻略サイトを解禁するしかあるまいと、エリートモンスターとか覚醒イベントとか、自分で探すのを放棄してどんどん進めました。そうでもしないと絶対やれない分量であった。

そもそも、

  • チェインアタックでアタッカーが最初に入るとTP1.25倍とか、ディフェンダーでフィニッシュするとTP高いやつを返してくれるとか知らなかった
  • スキル融合のやつ、右と左でケヴェスとアグヌスのヒーローの技が整理されているので覚えさせるヒーローの属する陣営を考慮すると効率がいい

そして、ネタバレにはなるが発売からずいぶんたっているからよろしかろう、

  • ニアとメリアが加入するのはクリア後データが必要!!!
  • エセルは実はカムナビの話を進めることで再登場するのであった!!! マジか!!!!

ニア / メリアは絶対仲間になるだろと思ってめっちゃうろうろしてしまったわい。

簡単な感想の覚書

全体のストーリーは納得感がある。

1の世界と2の世界が別世界でありながらつながっていることが2のラストで示されたわけだけど、3では二つの世界が接近したことによって消滅の危機が迫っていて、1と2の二人の女王が結託して世界の保全を図る...という大きなエピックがあり、そこに生じた圧縮された時間・融合した世界のなかで起きている出来事だったんだよと。そういう大きな物語の中で、具体的な・重要な一歩を刻むシーンを取り上げ、関わる人物のそこに至るまでの道筋を丁寧に描く、というのがこの種のストーリーの定番だと思うけど、そういう意味ではド鉄板であり最高であると思う。

予定調和的というアレもあるけども、やっぱり「ああ、これまでの物語は大きな物語の一部であったのだ」というカタルシスはあるよなー。それがラストバトル手前で盛り上がって、そしてラストバトル始まってからのひとひねりがあって、突然のヒーロー大集合・ロボット大決戦である。「えええこれ勝てないだろ」と思わせてからのヒーロー参戦はリアル快哉をあげてしまった。ゼットの絶叫は笑っちゃったけど、経緯としては、最終的に強い感情だけが残されるのも納得はあるのだ。

ドラマについて、

とにかく生死と自由をテーマに据えているし、闘争を強要されている、だいたい10年で全員死ぬのが当然、男女が番って子供を成すという概念が消滅している世界、というヘビー感がある上に、主人公・ヒロインが徹底して正論側なので一本調子であるのは辛かった。サブクエストもみんな真顔なんだもんなー。生き残るぞ・対メビウスだぞ、と首尾一貫していること自体はわかりやすくていいんだけど、その分主人公に葛藤がほとんどない。葛藤がない、というか、サブキャラクターの葛藤に対して共感してきちんと悩むというロールが割り当てられてしまうために、本人の葛藤が描かれないというのが正確だろうか。「それは答えが出ない問題だよ、でもそれでいいんじゃないか。悩みながら進むしかないんじゃないか」という結論をすでに出してしまっているキャラクターという気がする。正論に対して反した我を通す苦しさみたいなのをノアはぜんぜん乗り越えてないんじゃないか本編では。

リキとマナナが場を和ませてくれるけど、もっと出番があってもいい。いや、マナナ可愛いよねマジで。

前半と後半で少しテーマがずれているような印象もある。テーマというかノリというか。ラストの世界分離で消滅は回避されたとして、メビウスの輪を各地で開放して回っていた主人公たちの活動はどう繋がっていたのかいまいち合流しきれてない気がするんだよなー。エヌとエムの活動の続きであり、それを進めることでメビウスが弱体化してゼットを引きずり出せるんだぞ、というのは確かにそうなんだろうけど、やっぱ「各地で救済事業をしてしまうお人好しの活動」と振り返ってみると総括してしまいたくなる。登場人物も多く、複数のドラマが絡み合っているので、そうシンプルなものでもないのだけど、プレイしている時間の半分くらいはコロニー回って解放するという活動をしている(そしてその地の困りごとを解決する)わけで、その活動がどうテーマにつながっていっているのかみたいなのは考えてしまうわけよね。

とはいえ、まだDLCの「新たなる未来」があって、こちらも少しだけプレイしたけど、

冒頭でシュルクとレックスが登場してウオオオ誰だよお前ってなったりとか、BGMに過去作のやつが使われてるとこがあってウオオオとなったりしており、DLC一通りクリアしてみないとストーリーの全貌についてはわかんないのねという気持ちであります。