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日記だよ

43歳で奨学金の返済が終わった

えらいぞ自分。めでたいぞ。

たぶん一度も延滞とかはないはず。いや、新卒の頃、口座がすっからかんになって電話止まるとかはちょいちょいあったから、もしかしたらそういう時期に何度かあったかもしれない。まあ、とにかく、だいたいにおいてはしっかり返済できているはずです。

よく計算してないけど、利子含めると返済額はだいたい500〜550万円くらい? もうちょっと?

日本学生支援機構さん、大学生活は奨学金に支えられておりました。連帯保証人を二人設定する必要*1はありましたが、将来のことは何もわからない学生に対して、大きな金額を貸与してくれてありがとうございます。それに加えて、学費は親に支払ってもらっていましたが、そちらの学資ローンもあるわけでして、そちらは親に定期的にお金を振り込んで間接的に処理しているのでよく把握できていない。とにかく、大学に通うためにお金を貸してくれた、出してくれた人たちには頭が下がります。

大学生活5年間を通して一度も企業のアルバイトに採用されない*2ようなコミュ障気味の人間が、とりあえず社会で何十年も生きていくためには、大学で学んだ情報工学やITの知識が大変役に立ちました。

なお5年目は奨学金の支給はないため、研究室の先生のとこで手伝いをして謝礼もらったり、自治体の学生向けの貸付システムとかでなんとか生きていました。ああでも、単発のスーパーの棚卸しアルバイトとかはやったことがあるな。日払いのやつ。面接がないやつはありがたかった。できれば在学期間にわたって支給を続けていただければよかったな、と思います。ただまあ、留年する人間は将来返済できなくなるリスクは有意に高くなるような気もするので、留年したら奨学金の支給もなくなるので大変だぞ、という状況の方がいいのかもしれない。そうですね。はい。留年はするなと。

実は、連帯保証人に設定していた祖父は随分前に他界しておりましたが、手続き何もしてなかった*3ことに最近気がつきました。また引越ししても住所変更の手続きを全くしてなかったので、何一つ書類などを受け取っておらず、いったいいつまで奨学金の支払いをすることになっているのかすら無頓着で、なんとなく毎月数万円銀行から引き落とされるものだという理解のまま二十年生きてきました。スカラネットパーソナルっていうWeb画面にはじめてログインしたら、なんと新卒で入社した会社が仕事先として登録されていたことにびっくりしました。5回も転職しとるぞ。このへん届出内容を変更しないといけないという意識*4自体が皆無だった。

そういう、社会生活のための重要な几帳面さとかまっとうさがどこか不足している人間であっても、なんらかの専門性を獲得し、それをひとさまに提供して日々の生活の糧を得ることができているのは、これは大学教育の賜物だろうなと思うところであります。

これで、年間三十万円くらいはガジェット予算を増やせるということかな。ありがたい。(おい

*1:最近たまに見かける、親の収入を見るのはアリやナシや論は興味深いと思っている。都市部でもなければ大学に通うためにはふつう親元を離れるわけなので、世帯年収奨学金しかなくなるから、すると...? みたいな

*2:大都市圏と違って、大学がそれまでなかった地域に新設された大学なので、地元に学生アルバイトが代謝するエコシステムがなかった、という都合はあるにせよ

*3:そもそも祖父が連帯保証人であることも全く認識してなかった

*4:誰も教えてくれませんよねえ...