見た。30分程度のサイズで、寝る前とかにちょっと見てみようかなと思ったけど、短時間ながらずっしりくるやつだ。
2023年の10月に能登にきてめっちゃ惚れ込んでいたイタリア人のフォトグラファー、という時点で、タイミングがすごい。地震の本当に直前の時期じゃんか。。
いてもたってもいられず、友人の映画監督と一緒に日本に来て、ずっと日本に住んでいるイタリア料理人と一緒にキッチンカーで炊き出しを企画する。三日間で1000食を提供するぞと。で、現地入りするわけだけど、数ヶ月前に訪れた風景が一変していることに「すべてが失われた」と呆然とするそのリアルさが沁みてくる。
あんまりこの手のドキュメンタリーに反応しないタイプなんだけど、なんだかこれは動かされてしまった。キッチンカーに貼られた「がんばれ」の手作りの紙細工の文字が、これを作って貼っている人の気持ちまでを到達して描かれているように思った。
うーむ。
妻「ヨーロッパの人は地震とかぜんぜんないから、こういうの見ると本当にショックだと思う。この世の終わりのようだと思うのでは」