見た。面白かった。なるほど「もうええでしょう」が流行るわけである。インパクトある。
最初プロフェッショナルの法則に沿ったピカレスクロマンか〜と思ったけど途中からすっかりノワールになった。
「これは騙されるな...!」「ここまで準備された標的型攻撃受けたら無理じゃん」という気持ちでゾワゾワしながら見ていたんだけど、とはいえ、詐欺側から見た時の最重要ヒリヒリポイントが本人確認時の替え玉のスムーズな問答になってるところにロジックの弱さを感じてしまうところがある。公的書類、特に免許証のICチップとかの偽造や、スーパーハッカーによる施設システムへの侵入といったアクションが特に「プロにお金を払えば確実にできる仕事」として扱われているため、「それができるんならまあなあ」というフィクション感が強くなる。あと女刑事、もうちょっとお前やりようあるんじゃないのか終盤。
しかし不動産取引、脆弱すぎてすごいなと思う。「取引申請が法務局にちゃんと受理される→お金の取引が完了→法務局から却下される」の流れだったらそれは詐欺が発生するよなという感じで、もちろんそこに本人確認であるとか身元調査とかさまざまな工夫がされてはいるんだけど、せめて法務局のトランザクション完了を待ってから金銭取引完了にできるスキームはないのか。まあ、「取引に齟齬があったら返金する」という契約があったところで無意味ではあるのか...。
こないだ見た七夕の国とか、青野くんに触りたいから死にたいもそうだけど、日本のドラマも面白く見れるやつが増えていてすごいなと思う。実写映画のキングダムとか変態仮面もよかったもんな。これは「昔は低水準であったが今はレベルが上がった」というとちょっと上から目線すぎるわけだけど、自分は昔から日本のドラマ(特に若者が主役張るやつ)は受け付けないものが多くて、それが最近は見れるようになってきているのは間違いない。楽しめるものが増えているので、ありがたい話である。いや、地面師に若者成分はゼロではあるんだが...。