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日記だよ

映画「はたらく細胞」

見た。まあまあ楽しめた、が原作ありきって感じは否めない。

アニメ化もしている同名漫画の実写版。まとめ方のオリジナル感がすごい。まあ2時間に収まるキリのいい原作でもないから、これはそうなるだろう、とは思う。問題はまとめ方があんまりすっきりしないことであり...。

人間パートの職場や家の生活感ある感じは良かった。体内の、主人公格である白血球さんのギクシャクした演技も納得感があった。親父の体内の場末感もかなりいいと思う。画面に看板やポスターが映り込むたびに小ネタを探してしまう。肛門括約筋のせめぎあいは手に汗握るものがあった。そういう、細かいとこはよかったんだけど、大筋の展開とキャラクターのあり方、演技とかがなあ。いや原作も相当そこは大雑把なんだけど、そっちは勢いがあって。

こういう擬人化モノの宿命なのかもしれないが、人間に寄せることで「これは現実世界ではなんの例えなんだ?」という気持ちが起こってしまい、すんなり見ていられなかった。まず「この青空はどうなってんの?」みたいなとこから。

NK細胞が病に侵された細胞に攻撃して傷を負ったりしたときに出血する演出があるけど、あの血は一体...とか、ヘルパーT細胞がキラーT細胞に指示を出すという描写があってそれは実際の細胞の働きを表しているのなら、白血球さんがキラーTとNKさんを引き連れて突撃するのはそういう細胞の役割分担や連携があるのか?とか、そういう細かいところが気になってしまう。嘘の範囲が気になってしまうというか。漫画だとそんなに気にならなかったんだけど、たぶん、実写版のほうがはるかにテンポが遅いので考える隙があるんじゃないかと思う。漫画はやはり記号化した描写が多くて勢いよく読めてしまうからなあ。ギャグ漫画の文法の実写化は難しいですよね。ウム...。

 

この映画固有の問題ではないが,やっぱ(日本映画あるあるで)セリフは聞き取りづらいので、ある程度「聞き取れなかったけど雰囲気で追っている」ところがあった。みんなちゃんと聞き取れてるのか...?