OpenAIのChatGPTが大流行して、対話形式でセッションの中でAIに指示をし、狙った結果を得るための入力文(プロンプト)を組み立てるためのテクニックを探ることをプロンプトエンジニアリングと呼ぶ向きがありますね。いっぽうで「そんなん過渡期の、特定製品向けのテクニック集にすぎなくて、エンジニアリングと呼ぶべきではない」という意見もあって面白いなと思ってます。
個人的には、これはまさにエンジニアリングだよなと思っていて。
どういう入力に対してどういう出力が得られるのか、というルールがわからないまま、試行錯誤をしてルールを見つけ、ルールの中で結果を出す方法を考え、ルールの仮説と試行を行ったり来たりしながら精度を上げていく活動なわけですよね。
- ルール(トークンの数、順序、覚えさせ方、おまじない・・・)
- 方法論(ルールがある中で、こういうタスクを実行させたかったらこうするとよい)
- ルールを生み出しているモデルの想像
これらを探求することで、最終的には再現性を得ようとする活動はエンジニアリング以外に呼び方を知らないです。