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日記だよ

映画「ドラムライン」

見た。よかった。のだが。

どうも最後まで見ても釈然としない。すっきりとしない感じがある。映画そのものはスカッとする系の分かりやすいやつだし、印象深いシーンもいろいろある。イケイケの主人公にボスが言う「君はリードする前に従うことを学べ」みたいなのは鋭い投げかけだし、本物にこだわる監督の細かい面白言い回しはいちいちニヤリとさせられる。しかしこう、いろいろ飛ばしすぎなのでは、と思うところが多すぎてね。

まずそもそものとこ、大学のマーチングバンドにかける連中の熱い気持ちがまずまったくわかんないのよな。同窓会とかOBの存在感とか。アメフトの試合の間のバンドバトルみたいなのもなんなのかわからなすぎる。(寄付をしっかりしてくれるOBみたいな存在はたまにアメリカの映画では描かれるとはいえ)  冒頭から飛ばしてくるフルメタルジャケットばりの軍隊みたいなバンドの訓練とか、監督同士の張り合いとかもすごいんだがノリがわからない。謎の儀式に通い詰める旧友の顛末、白人で頑張ってるゲイっぽいやつがポジション取るために突然先輩(?)にバトルを挑む展開も、リー監督とかショーンが何を考えているのかいまいち腑に落ちないんだよな。主人公とショーン、確執ある二人は殴り合って認め合うみたいになっていた。あとさートロフィー彼女枠。もっとちゃんとツンデレしてもいいんじゃない?

 

文句ばかりだけど面白かったんだよ。ただ、なんかこう、「面白く作る基本を抑えていれば適当でも良い」みたいなジャンクさを感じてしまうのである。ギギギ。でも音楽シーンはすごく良かった。素直に楽しい。