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日記だよ

実写ドラマ「七夕の国」

見た。面白かった。

岩明均の漫画が原作で、いわゆる超能力と民俗学な伝奇もの。大学生ナン丸くんは、気合を入れると小さな穴を物体に開けられる超能力の持ち主。なんだけど、大学の研究や就職活動に役に立つわけでもなく、現実的な悩みの前に無力である。しかし行方不明の民俗学の教授の研究内容が、ナン丸くんのご先祖様のルーツである秋田県のどこぞの村と関わりがあるらしいぞ、というあたりで話がゴロゴロ転がっていく。

強く印象が残ったのはキャスティングで、役者の目力が全体的に強くて、原作の雰囲気にすごくマッチしていると思う。女性はメイクもあるのかな。ナン丸くんはちょっとシュッとしすぎでは、と思うこともあるけど、喋り方がそれっぽすぎて気にならなかった。良い。

ディメンションボール(仮)の「パン!」の描写はちょっとチープさは否めない。あとは日本の映画らしくやっぱりセリフが聞き取りづらいところがあったり(字幕で安心)、なんか会話の間がいちいちかしこまっているというか、机を挟んでかしこまって「はい」「それは・・・」みたいに間を取ってるシーンがけっこうあり、不自然さを感じる場面もけっこうある。

とはいえ、全体として良いテンポで物語が進むし、あんまり素っ頓狂な若者や異常老人とかが出てこないので冷めずに最後まで走れます。

1話の長さが40分弱だったり55分とかだったりまちまちなのがいいですね。テレビ放送の決まった枠は別に必要ではなかったのや。

映画「わが谷は緑なりき」

見た。19世紀末のウェールズの炭鉱町を舞台にした、たぶんヒューって少年が主役の成長物語...なのか?  むしろ炭鉱の男であるお父さんとか、聖職者ならぬ恋に揺れる神父が看板という気もする。(パッケージは神父と姉さんだしな)

とにかくジャンルはよくわからんが、なんかこう、最後まで見て「あーっ」ってなるやつ。炭鉱主と労働者の断絶というか、振り回される労働者の厳しさとか、子供同士の喧嘩に対する大人の視線とか、女の嫁入りみたいな立場感とか、「教会」の町における位置付けとか、文化的異質さがあってドラマとはまた違った軸で目が離せなさがある。「なんでこんなに先生意地悪なの!?」とか。

原作の小説がある映画なので、もしかするともっとディテールがあるのかもしれない。隣町の学校の少年たちとの関わりとかもかなりさらっと描かれてはいたけど、魅力的な配置だと思うし。

いや、ひとまず面白かった。満足です。

白黒映画で「なんておらが谷は緑なのや!」って言われたら、緑に見えてきますよね。はい。

特定のレコードをかけて、その音楽と仕事モードを一致させると便利

  • この音楽が聞こえてくると仕事モードだ! 集中モードだ! という反射が作れる
  • 時間が決まっていて、ひっくり返したりしないといけないので中断も自動的にできる
  • 本当に集中できているときはレコードが止まっても気が付かないのでそれはそれでよい

というすごいアイディアを最近実践しているのだけど、妻に話したら「ああ知ってる知ってる。ADHDの人のライフハックとかでよくあるよね」と言われてしょんぼりしている。

なんかたまに「受験勉強の時に好きな音楽をずっと聴いていると、その音楽とつらい気持ちが結びついて好きじゃなくなる」などの話も聞きますよね。音楽と感情はかように強く結びついている。(強引なまとめ)

映画「生きる」

見た。黒澤明の映画です。若い頃見たことあるんだけど、その頃は字幕がなかった(ビデオテープでな。。)

今回はDVDで字幕付きです。字幕があるとすごいんですよ。なんと主なセリフがだいたいわかる。特に、かつては序盤の早口の女の人の喋りはぜんっぜん聞き取れなかった。不思議なことに、画面下部に出てくる字幕を一瞬チラリとするだけで、一塊になった音の重なりのような声がちゃんと人の声に聞こえる。ワンダフル。

で、見終わったのですが、これは凄い映画です。人情劇だし、悲喜劇という感じでもあり、社会派っぽさもあるけど、なんかそういうジャンル付の外側にある。

30年間、ミイラとして市役所でハンコ押してた渡辺さん、息子さんとの断絶や居酒屋で知り合った変な小説家との遊び歩きとかを経て、私には息子がいないと首を振る諦念と、「君は、活力がある。どうすれば、どうしてそんな活力が」と元部下の女の子に詰め寄る渇望が、市役所の元の席で果たして何ができるのかとたち戻らせるその迫力だよな。そして後半、酔っ払いたちのどんどん酔っていく感じとか、市民から変わったのか変わらなかったのかとか、渡辺さんのこぼれ落ちそうな目玉に宿る光とか。印象深すぎる。

それもこれも、字幕のおかげで内容や映像が読み取れるのである。つまり、字幕で見るんだ。

あと、中身関係ないけど、公園の子供達の密度とか、いや密度でいったらカフェや繁華街、ダンスホールでの人々の異様な密度感は映画であることを差し引いても、現代日本との距離を感じる。生命力ちゅーかよ?

🐆⛈️

今日はめっちゃ雷と雹がすごかった。仕事している最中に、オンラインミーティングの声が聞こえなくなるくらい。雷鳴もごく近い、腹がビビってる感じであった。怖かった。

うちはわりと海沿い(徒歩20分くらい)に住んでいるのだけど、雷は非常にダイナミックな鳴り方をする。神が鳴るのでカミナリとはよくいったもんだと思う。猫はコタツにもぐって静かになっちゃうし、家中が震えてしばらく余韻が残る。

冬の雷はハタハタを呼ぶというけど。

<ハタハタはハタタガミから由来?カミナリウオとの別名も>

古くから雷は神様にたとえて「ハタガミ」「ハタタガミ」とも呼ばれました。 ハタハタの名前はその「ハタタガミ」になぞらえて付けられた説もあります。 また「雷とともにやってくることから鰰と呼ぶようになった」、という江戸時代の文献もあるとか。

こういう言い伝えは知らなかった。面白い。

味道楽と南蛮味噌、梅ペースト、柿ジュレ、溶かしたバター

みなさんご存知の味道楽ですが、

正しくは「万能つゆ 味どうらくの里」と言います。

最近は味道楽をベースにした合体調味料をよく使っています。

バター道楽

ステーキソースです。

まず適当にスキレットで開いた地鶏のもも肉をオーブンで焼きます。皮を上にして味醂を塗りましょう。

電子レンジで溶かしたバターに味道楽の里を混ぜてタレにします。

焼肉のタレ

味道楽に南蛮味噌を溶かして、趣味で刻み葱とか入れてみたりするとめちゃうま焼肉のタレが錬成できます。

「あっ、焼肉のタレを買い忘れた」というときにどうぞ。そうでなくてもうまいです。

梅道楽

梅ペーストを味道楽で溶かせば梅道楽になります。

豆腐にかけたりしてお楽しみください。

柿道楽

取れすぎた柿をペーストにしたりジュレ化したやつがあれば、適当に味道楽に混ぜます。それが柿道楽。

しゃぶしゃぶのつけだれとかにするとすこぶるうまいです。

iPhoneのデータ転送でMFAのアプリの登録内容も移すことができるようになってた

いやこれは完全に過去のあやふやな記憶なんですが、数年前に一度買い替えた時にMFAの登録内容が引っ越せず、古いiPhoneでMFAのアプリ起動してコード表示して新しい方で登録して、というのやったような気がしていて、今回は完全に全てが復元されたので感動している。

古い記憶が間違っている可能性もあるし、アプリがしれっとアップデートしたのかもしれない。どちらにしてもありがたい。

それはそれとして各社のAuthenticatorアプリ、アイコンで識別しないといけなくてつらいです。全て iCloudアカウントのパスワードマネージャに寄せてしまおうかなあ...。