法規制や違法行為に対する温度感というものがあるなーと思っていた。
話題の「頂き女子」みたいなやつ、あれはマインドコントロールめいた詐欺でしかないように思うけど、「リターンに対して過度の期待を抱かせ、本人の抱えている不安や憧憬につけこんで投資資金を奪い取る」みたいな構図で言えば、たとえば金融機関の投資商品の広告で「元本保証はされません」などを小さな文字で書き込む人と大差ないんじゃないかって気もしなくはない。元本が保証されるのだとか偽ったら悪質な詐欺になるわけだけど、では元本割れリスクを説明はしながらも安心感を過度に演出するのはどうなんだろうか。あるいは、元本割れリスクに対して「投資をしないこと」のリスクを過度に大きく表現するのはどうか。
裏バイトで詐欺の受け子が〜って話は、たとえば「偽装派遣の会社で働く実質的な派遣労働者」と何が違うのだろうか。「法律で禁止されたことでお金を稼ぐ組織の末端構成員」であることには違いはなさそうで。談合に参加した会社の構成員はどうだろうか。詐欺の受け子との違いはなんだ。
煽り運転・危険運転に対する目線は、「制限速度」を時速で10-20kmオーバーで走る人たちには同じように向けているだろうか。
合法、違法の区分けは他人の行為への目線にどう影響しているんだろう。と自分の目を疑っている。