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日記だよ

会議がオンラインで行われているのか、とある参加者が会議にオンラインで参加しているのか

blog.sushi.money

社内でもよく参照されていて面白かった記事。

自分はタイトルに書いた通りのことを最近よく考えている。オンライン会議なのであれば、ローカルに複数人いると言うのは特殊なことなので、その特殊さをオンライン会議の特性に合わせるべきであろう。オンライン会議の特性はなんといってもスピーカーの性質だと思う。つまり、聴く側からすると複数人の声が全部ミックスされて聞こえてしまうためにめちゃくちゃ聞き取りづらいという点だ。また動画や音声には通信ラグがある点も見逃せない。個人個人で参加している場合には発話者の名前が周りにわかるようになるのもけっこう重要である。我々は人の顔と名前と声などを識別するのが苦手なので、しゃべってる人の名前が常に参照できるのは本当に助かる。

だから、

  • 発話は一人ずつ
  • 人数多い場合とかは最初に名乗る
  • リアクションは大きめにする
  • ラグがあることを考慮し、適当なタイミングで区切って他の人が発話するチャンスを解放する
  • 副音声はチャットで

というオンライン会議のスタイルを会議室からの参加者も徹底すれば問題はなさそうである。ローカルの会議室に複数人いるときにそれを徹底するのに邪魔なのはカンファレンスマイクなんじゃないかな。手にもつカラオケマイクみたいなやつを手渡しするなら、喋る人とそうでない人が分離してよいと思う。オンライン側は個別にマイクもって気軽にしゃべってるのでローカル側が不便なだけって気もするが、うまく回る会議のプラクティスとして発話トークンを使って勝手な発言を禁止するみたいなやつもあるし、上述の通りオンライン会議ではそのアーキテクチャ上の制約から発話者は誰か一人がやるスタイルになっていくと思うので、整合はするのではないか。

いっぽうで、ローカルのディスカッションが主体の会議にオンラインで参加する場合にはこれはローカル側がその場のモードを「今はオンライン参加者がコミュニケーションするタイミングです」と切り替えない限りはオンライン側はまともに参加できないと考えた方が良い。ローカルが主体なのだから、それはそれで問題はないはずである。オンラインで自分のパートだけ参加して報告をして、あとは基本的には聞くスタンスというような会議であれば困ることはないだろう、とも思う。

オンライン会議としてその場を運営しない限りは、オンライン側は十分に参加することはできないということを念頭に置く必要があるってことなんだろうな。