単純に「フライトスティック的なものが一本あればいいんでしょ」と思っていたが案外そうではなさそうである。
まず「フライトヨーク」という単語を知らなかった。ヨークというのは「操縦桿」のことらしい。昔から操縦桿という単語からスティック状のものがスタンダードだと思い込んでいたが、ハンドル形状のものも少なくないということを知った。各飛行機メーカーからライセンスされて、実機と同じ形状のコントローラーがPC周辺機器メーカーから販売されている。
実機に近づける嬉しさそんなにあるのか(ゲームにはいろんな機体が出てくるので結局どれか一つに似せるだけなのではないか)と思っていたが、小型飛行機の操縦ライセンス更新とか講習でシミュレーターを利用するらしく、その際に実機に近いと嬉しいなどの用途があるらしい。いやそもそも個人用の操縦士ライセンスがどういう更新プロセスになっているのか、みたいな発想がまるでなかった。
さて自分にはそういう用途はないので、差し引いて考える必要がある。実機に近いので最高ですという意見は、「実機に近くなって嬉しい」動機がある人の意見である。自分はどういうものがあると嬉しいのかというと、なるべくいろんな機体で「それっぽい気分になれる」ということであろう。そう考えると実はハンドル型フライトヨークだと、レースゲーム向けハンドルコントローラとしても流用可能なのではないか、と思いついてしまった。ぐるぐる回せはしないけど。
ハンドル型のデバイスを快適に利用するにはしっかりした机が必要そうである。世の中はうまいことできていて、ハンドルコントローラを配置するためのスタンドというのが市販されているのだった。
ここまで考えて、まあまあのサイズと金額の買い物になることに気がついた。危ない危ない。でもうっかり手を出してしまいそう。スタンドとヨークシステム一式とペダルコントローラで10万出せばお釣りはくる。くるけど。。