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日記だよ

小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」3

読んだ!

完結!

してねえ!

最近流行りの同性ペアの話、とするには踏み込んでるな、と思わせて最後でそうくるか。はいはいなるほどね?  あれ?  これちゃんと風呂敷畳まれるんですか残りページ少ないですよね?  亀出てきた!亀!

同性ペアがそこに悩むのは自然だが直球なテーマだな、と思わせておいて別のネタを被せてくるタイミングで紙幅が尽きるこのグギギという感じがたいへんいい。

著者が若者とは言えない感じになってきたからなのか、最近の作は年長者の目線で(登場人物は若くても)描かれがちではあって、そのせいか反骨性というか、ロックな感じが薄味だった気がするけど、本作はストレートな感じで好きです。「俺はこういうのが大好きなんだよ!」っていうパッションはやはりあからさまではなくなっている気がするけども、それは読者側(自分です)のセンサーが鈍くなってることもあると思うしね。

面白かったです。続きはまだですか。