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日記だよ

映画「地底探検」

見た。ヴェルヌの「地底旅行」が原作とのことで、なんとなく知ってるなーと思わされるのも納得だった。

前半見逃してしまって途中から見た感だけどダチョウがずっといいポジションにいて、いったいどんな役柄なんだぜとドキドキしていたら、まさかそんなことになるなんて、と驚愕した次第である。ダチョウの顔というか目、なんか変じゃないですか。未見の方はダチョウを追いかけていただきたい。あと、やっぱ地底にはアイツがいるんだな。ヴェルヌだしな。はい。

競争相手の元貴族のおじさんについては、チャンスがあったらさっさと殺してしまえよと思ってしまうのだが、みんな「文明人だから処刑なんて」「女なんだから人は殺せないわ」ってフラフラするし、使用人にはあっさりと「処刑してからついてこい」なんて言うしで、「手を下す」ことへの忌避感とかが掴みづらい。当時のSFというか娯楽小説にはどこかそういう、教養小説のような趣があって、規範や教養に対する忠誠をところどころで誓わなければいけない雰囲気があったのかな、といつも思う。