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日記だよ

映画「ゴーストハンターズ」

見た。ジョン・カーペンターらしいB級作品であり、細かい展開を納得しようとすると苦痛が襲ってくる。

登場人物は清々しいほどのステレオタイプ感があり、個別の内面を考慮する必要がない。これは「ワイルド・スピード」とか「007 ドクター・ノオ」とか見たときも似た感想を持った。

どこからどこまでが現代日本から隔たった1980年代サンフランシスコの当たり前なのか、フィクション一級のファンタジーなのかわからず幻惑される。大都市の地下に広がる下水道とつながった異界であるとか、アンタッチャブルなチャイナタウンと華僑コミュニティというモチーフは同時代の映画には繰り返し出てくるし、大きな設備で換気システムを通って潜入するのも鉄板ではあるので、ある程度は真正性があるのかも、と思ってしまう。「大脱走」などの有名な映画だってある程度類似の事件などが下敷きになってリアリティを獲得しているわけだしなー。

トラック運転手と保険会社のやりとりはラフすぎてマジかよという気がしました。こういうシーンが好き。