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日記だよ

ターミナルの制御文字という概念に感動したことをよく覚えている

親の顔より見たターミナルですが、コンピュータと文字をやりとりして画面にテキストを表示する機能を持った端末のエミュレーターであるということを知ったのが自分にとって非常に大きな転換だったことを覚えています。いつのことかは忘れたけどとにかく俺は感動した。感動したんです。8bit で表現できる*1文字集合の中で数字・記号・アルファベットを除いた部分に人間に表示するためのものではない「制御文字」を割り当ててターミナルを操作するという発想が素晴らしいし、改行という概念を一つの文字として表す発想もめっちゃいいと思う。タイプライターから進化してきたことがはっきりわかるし、タイプライターの物理的制約を乗り越えたこともわかる。(生家には古いタイプライターがあって子供の頃がちゃがちゃ遊んでいました) そしてその端末をエミュレートしてGUIの中に置いてしまう構図もワクワクしました。端末という言葉もね、正しくホストコンピューターに繋がった端っこだから端末なんすよね。そしてマルチユーザーで使えるOSとして進化していったUNIXさんの歴史があって、そう考えるとこのような作りや名称になっているのはよくわかる! となるほど納得感。

だからプログラミング教えるとかになると、「では端末の動きから・・・」って始めそうになるんだけどさすがにちょっと時代錯誤っぽい。

*1:ASCII は 7bit で127文字