という話を聞いた。
アメっこ市は大館市のお祭りで、髭の生えた神様が街をうろうろしていて、みんなでアメを売ったり買ったりする。祭りで買ったアメを食べると一年間風邪をひかない。まあそんなウマい話はなく、子供は人出の多いお祭りに参加してもれなく風邪を引いて帰ってくる。そういうお祭りでした。昔は夜店が多く出ていて、夜のイメージがあったけど、中学校か高校の頃には昼間しかやらなくなったのかな? なんかそんな覚えがある。今はどうなんだろう。
今年は二年ぶりに開催されたとのこと。賑わっていそうでいいですね。
たぶん統計を取ってみたりすると、この二年間は風邪やインフルエンザの罹患者数は例年と比べて激減しているんじゃないだろうか。アメっこ市が開催されない方が大館市民にとっては風邪をひかなくていいのでは? などと益体もないことを考えてしまう。野暮です。
コロナが終息ムードになり、世間の防疫に対する気が緩み、またぞろインフルエンザやら風邪が民の健康を脅かさんとしているので、いかにも後期高齢者だろう白髭大明神が新型コロナ罹患のリスクを押して、わざわざ下界にやってきてのど飴を売っているのだと思えば、ありがたい話である。
なお、アメっこ市は2月11日。その直後から寒波で大雪が発生して、「春とは」となってました。実際、雪が降ったり溶けたりしながら、確実に毎日ちょっとずつ春っぽくなっているのはあります。先日はフキノトウがもうお店に出回っていたし、空き地には雪が溶けて茶色い土が見えるようになっている。立春まで少し間があるけど、風景は変わってきていますね。