自分で締切を切れない人(たち)と言い換えてもいいけども、まあ、答えは「そういう人を採用するな」ではある。それはそうなんだが、人は変わらぬ本質みたいなものがあるわけではなく、状況によってなんとなく締切駆動になっちまう人もいるのであって、なんらか働きかけることで締切を設けず最短を志向するようにできないか、とはいつも思っている。
だいたい全ての領域において人は一様ではないので、ある分野では能動的に突っ走る人でも別の分野では尻を叩かれないと動けないことはよくあることだと思う。「自分は期日を縮めることを気にしなくてもいい」という箱に突っ込まれないようにする必要がある。
ほんと、パーキンソンの法則じゃないけど期日を切ると期日いっぱいまで使う傾向は出てくるし、楽観見積の値は採用できないのでバッファを積んだ期日を切ることになるし、最短でやろう・速度を上げようという意識が「スケジュールに遅れてないのでOK」に負けがちになるしで、
- 関係者の未来予測がやりやすくなる
- 締め切りがないとやる気が出ない人のやる気を出す
という効果を無視して速を得たいと思うこと多々。
中間報告で順調ですよと報告をもらって、じゃあ終了見込みが前にずれるんですねと聞くと、「いやあ・・・」って返ってくる、あれをやめたい。順調ってことは計画スケジュールより早く進行してるってことじゃん。だったら前にずれるの当たり前だと思うんだけどなあ。だって余裕が出たので速度緩めてますよってことですよ。結局最初に切ったスケジュールに合わせる方向に力が働く。早ければ早いほどいいのだ。(もちろん、早くやることより別のことに割くパワーが捻出できる効果の方が大きいことはあるので、そう単純ではないのだけど、たいていの場合は今やってることをさっさと早く終わらせることがベストだと思う。)