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日記だよ

映画「アントマン&ワスプ :クアントマニア」

見た。あまり期待していなかったけど望外に面白かったので記す。

スコットはアベンジャーズでも好きなキャラクターで、科学の力で戦う勢だがハルクやアイアンマンのように自らが単独の天才発明家ではなく(すごいエンジニアとしては描かれるが)、どちらかというと落ちこぼれでアウトロー寄りである。するどい思いつきとダサいユーモア/空気の読めなさがチャームポイントになっている。バカっぽくて卑屈なところがあり、周囲の家族に助けられながらことをなすタイプである。そういう人間味を出すポジションにある。そのスコットが主役なわけなので、全編が人間味に溢れていて、今回は親バカパワーと夫婦愛とかっちょいい両親の力で問題を解決する。それにしても、今回、ハンク(義理の父)とジャネット(同母)活躍しすぎでは。

敵役として出現した〈彼〉は以前の作品のどこででてきたんだっけと見ながらずっと考えていたものの、見終わって調べたら原作コミックでは有名なキャラなもののMCUシリーズでは初登場かよ! チクショウ! という気持ちになった。あと、映像に漂うスターウォーズ感が最高でした。

あと全体的に子供世代にスーパーパワーが交代していく流れなんだろうな。ハルクも女の子が主人公のやつがあり、ソーは愛娘と暴れているし。Ms. マーベルの主人公もスーパーガールだったような。アイアンマンも娘がいた。あれ、なんか女の子ばっかじゃない? スパイダーマンがかろうじて少年の系譜を残している気がする。