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日記だよ

映画「ドリーム・ガールズ」

みた。特に前情報なしでなんとなく見たんだが異常な出来上がりでビビった。

こういう場末の人たちが一山当ててスターダムに、みたいなストーリーって、「結成、飛躍、挫折、復活、勝利」みたいな鉄板の起伏があると思う。で、本作もそういう感じなんだろう、黒人の女性三人組がうまくいってなかったところに、才能を見出してくれたマネージャーが現れ、チャンスを掴み、どんどん有名になるんだけど、邪魔が入って失速し、しかし情熱とか愛の力で復活し大団円と。まあそういうものを予想しながら、とはいえ王道に勝る道なしみたいなところしあって安定して楽しめるだろう、とそこまで頭の片隅にあったのは間違いない。実際にはぜんぜん違って、時間軸も想像よりずっと広く、歌唱シーンは最高だし、ストーリーはもっと複雑で生々しかった。

Wikipediaによるとストーリーにはモデルがいて、

黒人のレコード・レーベル、モータウンの伝説的な黒人女性グループスプリームスのメンバー、ダイアナ・ロス、メアリー・ウィルソン、フローレンス・バラードがモデル。

劇中でのグループ名はザ・ドリームズで、メンバーはそれぞれディーナ・ジョーンズ、ローレル・ロビンソン 、エフィ・ホワイトに置き換えられている。

ダイアナ・ロスとフローレンス・バラードがモデルだったの。マジか!!! ダイアナ・ロスはけっこう好きで中学高校時代よく聞いてました。

あとさ、話の結末として、

なんかカーティス全てを失ったみたいな顔でいるんだけど、受けた訴訟は別に今持っている資産とか失ったり自由を拘束される種類のものではないし、「帝国」「女王」はなくなったとして別にのんびり資産家として生きていけるわけでひどい悪どいことやってた割には逃げ切ってるよな。

物語として多少の釈然としない感があった。

実話モデルがあると読むと、なるほどという気にはなるのだが...。