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日記だよ

夢の実現に「遅すぎるということはない」は嘘だよなという話

”何を始めるにしても遅いということはない”とは自分も思うんだけど、相手があっての事に関しては年齢と共に可能性は減っていく、こればかりは仕方ない。

もとのツイートの趣旨とは違うと思うのだが、「相手があっての事に関しては年齢と共に可能性は減っていく」がものすごく重い事実だなと思ったので記録しておく。

いつか余裕ができたら、できるようになったら、と思っているといつの間にか有効期限がとっくに切れたガラクタをずっと大事に抱える羽目になる。

「おれ、病気がなおったら海にいってみんなで花火してスイカ割りするんだ。片思いのあの子に告白したりするんだ」って思って30年経った後に健康を手に入れても、あなたが片思いすべきあの子は30才年下になっている。「みんな」は海に行って花火をしたりスイカ割りで一喜一憂する気持ちはとっくに忘れて、子育てとか海外旅行とか資産形成とかに関心が移ってしまっている。あなたのセルフイメージはたぶん30年前のままだ。1日砂浜を走り回ったら筋肉痛で死ぬとか想像もしてないだろうし、夜を徹して会話しようにも眠気は逆らい難い。畳で雑魚寝していると腰や背中を痛めてしまう。友達は夜空に上がった花火を感動しているあなたの横で、「もっとすごい有名な花火大会の話」をするだろう。毎日のように「こんな風になりたい。そのために今を頑張って乗り越えよう」と考えていてもあなたの日々の苦労は望ましい未来につながっていない。

自己実現の欲求に他人の存在が入り込むとそれは呪いになりがちな気がする、という話でもある。