ブックシェルフスピーカーは本棚に収まる感じってのが基本概念だと思うけど、実際に本棚に収めるのはいまいちっぽい。だってスピーカーの周囲は壁から10cmは離しましょうとか書いてるもんな。本は壁ではないなんてそんな言い分は通らない。さてどういうわけか去年の秋から今年にかけてじわじわとステレオスピーカーが増殖しこんなことになってしまった。世間では鉄板らしいB&Wがない。これは・・・なんでだろうか。なんでだろう? わからない。
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Dali / Menuet SE (公式)
- フロント2ch高音質にすれば全ての用途をカバーできるのではないか計画で購入。これが沼の入り口だった。
- 実売18万円くらいのはずだと記憶しているが円安のせいかいまは20万円くらいかも。定価も上なのでこれを並べるのはアンフェアかもしれない。
- 妻が気に入って手放さない。楽器の音がするという。なんとなくわかる。
- はっきりと声やソロが前に出てくるのがわかる。音量をそこそこ上げていると「音を出す前のタメの音がする」という意味のわからないことを妻が言っていて、まあ自分にはわからないのだけど、なんか緊張感がある音だな、という感想である。L52 Classicと比較すると雰囲気の違いが歴然としている。管楽器で吹いてる人が頑張ってるのが目に見えるみたいな鳴り方をする。
- この「声の前への出方」とか「楽器の音っぽさ」がインシュレーターの素材とか壁との配置によってはっきりと変わるので、3台の中ではいちばん面白いような気がする。
- リビングのちょっと広くなったところにアナログレコードと接続して置いてある。酒飲んでる時のBGM用途である。
- 現在は JBL SA750につないでいるが、たまにAIYIMA Tube-T9 + AIYIMA TUBE-T3 に繋いで遊んでいる。
JBL / L52 Classic (公式)
- JBLのアンプSA750を買ったので組み合わせて面白いのではないか、ということで購入。
- 実売10万円くらいだと思う。もっとも手元では新しく、エイジング十分というわけではないし、個性が掴めているかというとそうでもない。
- 3台の中だとサイズは一番大きいが、L82 Classic, L100 Classicなどの先行モデルはもっとデカい。形状がよく似ていてサイズが違うのが面白い。
- 奥に広がる音がする。声よりリズムが前に出る。スピーカーの箱の中で音が鳴っている感じがする。左右のスピーカーの間に仮想的な木製の箱があって、その中で音が響いているイメージ。
- 音量上げて距離をそこそこ取ると急に音がクリアになる感じがする。デスクトップスピーカーには合わないかも。
- だがしかしデスクトップにおいているのであった。スピーカースタンドの上に十円玉積んで置いていて、壁にかなり近いイマイチな環境になっているので、もっと活躍させられるような気はする。
- もっと大きい箱で鳴らしていてバランス取れているものを、そのままの鳴り方で小さくした、という感じなのかも。だからセッティングとしては小さなスピーカーとして扱ってクリアな小さい音場を作るというよりはでかい空間でどんどん鳴らすほうがいいのかもしれない。よく「サイズを超えた音がする」みたいなこと言うけどそれとは違うような気がする。上手く言えないが。
- 現在は Marantz CR612 に繋いでいる。
Sonus Faber / Lumina1
- Lumina3に合うリアスピーカーとして購入。
- 実売10万円くらいだと思う。Amazon とかでは売ってない。
- 高級ブランドの最廉価モデル、ということで他2台とはなんとなく風情が違う。
- 個人的には一番素直な音がする。スピーカーの箱で鳴ってるというよりそのあたりの空間で音がする。録音されてない音は聞こえない。いちばんオールマイティな感じ。
- デスクトップに置くのはハマりそう。サイズも小さいし低音が出るバスレフポートが下部にあって前方にガイドされるデザイン。
- しかしシアターセットのリアスピーカーになっているのだった。シアターセットはフロントが同シリーズのトールボーイ Lumina3 なので適正な構成だとは思うが、なんとなく「主役張れるプレイヤーを控えに回している」みたいな気持ちはある。
- 現在は Marantz NR1711に繋いでいる。