見た。面白かった。しかし歴史の素養がなさすぎて途中何度も調べたりしてしまっていた。「昔、あるところに国があった」という語り掛けではじまり、終わる。楽団が走り回りおかしな性癖のおっさんと女優が出てきて、戦争が起こり、チンパンジーが脱走する。
タイトルのセルビア語は入力方法わからないのでコピペです。
本作の解説、
劇場公開時のバージョンは163分。本作は『Once Upon a Country』(Била једном једна земља, Bila jednom jedna zemlja)というタイトルでも知られ、これはセルビア国営放送で5時間のミニシリーズとして放送したロングバージョンのタイトルである。劇場公開にあたり、クストリッツァは共同製作者から、320超分から大幅なカットを強いられたとインタビューで述べている。
Wikipedia より。とのことで、なるほど総集編。
舞台はベオグラード。やはり Wikipedia より引用すると、
ベオグラード(セルビア語: Београд / Beograd、sr-beograd.ogg 発音[ヘルプ/ファイル]、ハンガリー語では:Belgrád ベルグラード / Nándorfehérvár ナーンドルフェヘールヴァール)は、セルビア共和国の首都であり、最大都市である。市名はセルビア語で「白い町」の意味である。ベオグラードはバルカン半島、パンノニア平原の中にあり、ドナウ川とサヴァ川の合流地点に広がっている。2007年の公式の推計による人口は175万6534人であった[3]。かつてはユーゴスラビア社会主義連邦共和国の首都であり、旧ユーゴスラビア地域で最大の都市であった。また、ドナウ川沿いでは2番目に大きく[4]、バルカン半島ではイスタンブール、アテネ、ブカレストに次いで4番目に大きい。
ということで、ドナウ川のほとりにありバルカン半島でけっこうでかい街であり、セルビア共和国の首都で、そしてかつてユーゴスラビアの最大の都市・首都であったという街。
ベオグラードの歴史を眺めると、ほんと戦火に焼かれまくっている。このタイムラインを眺めて、劇中の地下で暮らしていた15年間がいつからいつまでくらいかな〜と眺めて、それでこの映画を見ると(つまりそうしないと普通の人には歴史のタイムラインが頭に入ってないだろう、と自分は思っている)2倍くらい面白いと思う。
ドラマの総集編ということで、かなり説明が端折られた感も納得だけど、決して悪い感じではない。どんどん時計の針が進んでいく。「虎、虎が怪我してる!」「なんでこの人たち演奏しながら練り歩いてるの」「お前そこで男置いて逃げるとか最低」「楽団また出てきた」「えっ、あの子がこんなに大きくなって」「結婚式してるけど誰と誰の?」「この人嘘ついてるじゃん」「お母さんやっぱ許してなかったんや」とノンストップ感がある。
「ユーゴスラビアに行きたいんだが、どっちへいけばいい」「ユーゴなんてないよ!」