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日記だよ

映画「ボレロ」

見た。最初退屈だったが後半ドロドロが浄化されていい感じになった。主役のラオールが「仕事と遊びは別と嘯くたびに「何が仕事で何が遊びだと言いたいんだぜ」と気になってしまう、そういう映画である。

男と女の関係性が気持ちよくステレオタイプ化されていて、そういうものとして捉えると素直に楽しめる(こういう人格の男に愛していると言わせたがる女の心理はどうなってるのだ、みたいな面倒なことを悩んでいる間は楽しめない)。

アステア映画と同じようなタイプの、ショービズ華やかなりし舞台裏という感じのモチーフなんだけど、従軍の時間の重みがピリリと効いてライトな感じすぎない。

最後、アンコールを受けるぞと息巻いてるところにヘレンが水をさすような、「愛の終わり」について話しているシーンは、まあまあ重いよな。