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日記だよ

アニメ「ゴブリン・スレイヤーII」について

非常に残念だった。全話視聴するのを諦めてしまった。

この残念さを分解すると、たぶん「登場人物が順番に役割にそった発言をする紙芝居になっている」「ステレオタイプな設定をごく平凡に描いてしまっている(エルフだから耳がいい、ドワーフだから酒が好き、寿命が長いので時間の感覚が違う、ゴブリンに襲われたことがあるので恐怖を感じている...)」あたりに集約されるような気がする。一期は良かったので、これは辛いなという気持ちになっている。原作も確かに牧場の娘の乳がでかいとか受付のお姉さんが美人だとかそういう描写を繰り返す傾向はあったけど、アニメ2期はそういう記号的なところだけを忠実に追っている気がする。

週末

アニメ「ファブル」見てみたけど、原作のダルそうな語尾の喋り方けっこううまく再現されている気がしてすごいなーと思った。「プロとしてなーー」

アニメ「ゴブリン・スレイヤーII」見てなかったので少し見てみたのだけど、パーティが増えることによるスピード感の低下はあるよな。こういう作品。会話劇が主要キャラ1人ずつの順番取りシステムみたいになっていて、その構図が気になり始めると、ごく個人的な問題だけど、物語の中に入り込めなくなっていく。対ゴブリンの殺伐さは健在だけど、女性キャラの可愛い演出みたいなのが割合増えると疲れる。大事だと思うんだけど、割合なんだよな割合。あとおっさんのかっこよさアピールが足りなくないですか。リザードマンはかっこいいというよりは可愛いって感じである。

レーエンデ国物語を読んでいる。最初はイマイチかなと思ったけど面白くなってきた。2巻まで読み終えて、3巻が手元にある。そして4巻が17日に発売ということまでわかっている。5巻はしかしだいぶ待ちそう。むむ。3巻を読み始めるべきか、それが問題である。

花見、千秋公園の上の方に初めて登ったけどけっこう広かった。高低差があって楽しいですね。4/12の金曜日に赴いて、そのときはまだ咲き始めという感じでした。満開には間がありそうだな〜って印象をうけたけれど、日曜日には満開宣言が出てたんですね。けっこう日中暖かかったからなあ。天王グリーンランドも土曜日にはまだ全然って感じだった。

映画「Five Star Stories」

みた。言わずと知れた長寿漫画の、1989年のアニメ映画である。

原作を見てないと何もわからないのは、まあそれはそう。原作未読の人には特にお勧めするところはない。原作読者は多分見たことあるだろうから特にお勧めすることはない。あれ、これは誰にお勧めすればいいんだ?

現代の配慮の行き届いた作品ではないので、偉い人たちの争いにおいては無辜の民や素朴な兵士たちはなんの遠慮もなく殺戮されていく。別にそういう、兵士や戦争の残酷さとかがテーマであるというわけではなく、ミラージュ・ナイトは圧倒的に強いので何も知らない兵士達を一瞬にして当然あっという間に惨殺しますよというだけだし、大型ビーム兵器を放つ際も地形が変わるような砲撃を気軽にバーンと発射して民家や周辺被害を気にする感じではない。

FSS自体がそういう人々の生活のディテールから遥かに離れたレイヤーの物語の部分拡大群像劇なので、そういうものという感覚もあるけど、映像がついていると改めて不思議な感じしますね。あと偉い人が物語に配置されるときの肩書感とか、大人物感みたいなのは、この時期独特のものがあるよな、と思う。カリスマ性のある人物として基本的に描かれるし、大した人物であることは周りも感じ取ったりして、尊重する...というような。

日記です。

ちょっと前に、「もう無理」とか「オエっとなる」など身体感覚で批判を言い出すのは決まって女性だ、というやつが流行っていたけど、「外国の人にこう思われるのが恥ずかしい」という批判を書くのはどういうプロファイルになるんだろうか。ということを考えていた。言い回しというか批判のロジックに独特の迂遠さがあって、それは共通なんだろうなと思うわけだ。「私が気持ち悪い」「私が恥ずかしい思い出ある」が対象に対する批判として成立する文脈...みたいな。いや、なんかむずいんだけど。

映画「アフリカ珍道中」

見た。割と面白かったが、時代感は強く感じる。食人族のネタとか、人間大砲とか、「警察に追われる」の軽さとかね。アフリカの秘境感はすごい。

騙したり騙されたりすることに重さが皆無であった。フレイザーとチャック(でいいのか?)は始終お互いを騙しているし、男と女のやり取りもその場のノリと嘘ばっかりで大変適当である。騙しても騙されても、男も女もあっけらかんとしている。

あとゴリラ絶対中に人が入ってる動きをしてるよね。「ターザン映画への風刺がある」などの解説を見かけたけど正直わからんかった。アフリカ奥地へ旅をすると不思議なことがいっぱい!みたいな安易さがそうなのかな。

女性たちはジャングル野中を長く旅していても真っ白なドレスっぽい服とか着ていてすごい。男たちは一応、シャツを泥水みたいな水と洗濯板で洗っているシーンがあるが。。

映画「少林寺」

見た。割と良かった。けど、やっぱ、アクションシーンが長いんだよなぁ。たぶん、戦闘中に、誰がどう言う戦局の中で、どんな役割を持って戦っているのか、みたいな文脈が不足しているのだと思う。演舞を眺めてる感じになるのよな。

中国のこの手の映画はやはり、「悲劇、特訓、復讐、突然の終劇」は伝統であるなぁ。冒頭の少林寺の紹介いらない気がする。これ絶対日本少林寺が中国の少林寺の門弟であることを認めた!と言いたいだけだろって笑ってしまった。

お嬢さん、犬の死に対してドライすぎではないか。ジョン・ウィックだったらヤクザ組織全滅させてるとこだぞ。

映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」

見たはずなんだがあんまり覚えてないんだよなー。アクションシーンが長かったのと、不平等条約!だけ覚えている。武術の団体がヤクザ的な連中と抗争するのはこの時代を描いた中国映画では鉄板。ここまで鉄板ということはある程度リアリティがあるのだろうな。

アクションのパターンは多彩。ピョンピョン飛び回ってた。ワイヤーアクション華やかなりし時代という感じがする。