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日記だよ

ふつうならわかること

「ふつうならわかること」がわからないとき、相手が困惑して、「なんだこいつ」という薄い笑いを浮かべる時の断絶感に、地味に継続ダメージを受けていることに気がついた。

昔は自分が知らないことは聞けばいい!と無邪気に思っていたが、「え、そこから説明するのか」みたいな残念な表情を相手が浮かべるようになるのを繰り返した結果それをしなくなり、「そういうことがわかる人間ばかりだと驕るなよ」みたいな態度を選んだ時期もあったけど、なんか難しい人として位置付けられるだけで別に嬉しいこともなかった。最近は一周回ってよくわからないことはにこにこ聞いている人みたいになってる。興味のある部分に質問したりしていっても相手が話したいことを話せないのは経験上明らかなので、わからないことをわからないままにして、とりあえず最後まで聞く。まあしかしわかってないので会話を広げることはできない。波風は立たないが興味が薄い人として認識されるだけだ。本意ではないので、じわじわと苦い気持ちが残る。

やはり、たまに「ふつうのこと」がわかっていないことがあって、そういう顔をされることがある。慣れてはいるが、ダメージは尾を引く。

 

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自分が人類についての大発見を妻に話すと、フンと鼻を鳴らして「そんなのは幼稚園の頃にわかってた」と言われる。