サンプルがジブリの古い映画だとサラウンド効果そんなに強く使われてなさそうに思う。自分もリアル5.1chとか作った後最初に借りてきたのがラピュタと豚だったんだけど、どちらもリアスピーカーの使い方はさりげない環境音や効果音が多く、派手に回り込んだり包まれるような音響は目立って使われていなかった。トップガン・マーベリックとか見るといいと思いました。
そもそもジブリの古いやつは映画館のスピーカーの特性に合わせて作られていて現代のフォーマットではないからなー。「もののけ姫」あたりからかなり雰囲気が変わる印象があります。
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―音響も映像と同じく“初号時の再現”が目標になっているんですね。
古城 そうです。できるだけフィルム風にしたい。というのも、前に一度『となりのトトロ』で“ノイズをすべて消したバージョン”を試したことがあるんですけど……トトロがサスペンス映画になっちゃうんですよ(笑)。サツキとメイが雨の日の夜のバス停でお父さんの帰りを待っている場面があるんですけど、あのシーンは効果音も少ないですし、雨水が地面に落ちる音がして、夜のお稲荷さんが出てきて……これじゃ完全にサスペンス映画なんです(笑)。ノイズを消すとすごい緊張感で「あ、これは間違ったことをやっているんだな」と。そこで当時にミックスを担当した方にも相談しながらノイズを戻してみて……そういうことを繰り返して現在の方法に行きついているんですよね。
ホームシアターの音響は考えることが多い。テレビボードを作り込むべきかどうか、というテーマは自分は基本的には作り込んでしまっていいんじゃないかと思う派です。ただこればかりは将来の自分の気まぐれを考慮する必要があるからなあ。