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日記だよ

秋になった

八月までは、かつてない猛暑と大雨と日照りでもう地球はダメなんじゃないかと思ったが、彼岸を目前に急に秋めいてきて、トンボは飛び回るようになるし、稲穂も垂れてきて、気がつけば夜風は涼しく鈴虫やら何やらがリリリリと夜通し鳴くようになっている。

暑さ寒さも彼岸までとはよくいったもんで。

彼岸というのは幅のある期間で、春彼岸と秋彼岸があり、それぞれ冬と夏の終わりに位置づいている。

彼岸(ひがん)とは、日本の雑節の一つで、春分秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)である。この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼ぶ (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E5%B2%B8)

今は9月。ここから2ヶ月で冬が来る。12月頭はもう初冬だよね。

去年の12月に秋田に引っ越してきたので、自分は最近の秋田の秋を知らない。秋の田はこの地の象徴だろう。うちは別に農家ってわけでもないので、気がつくとそこらじゅうにある田んぼは裸になっていそう。稲刈りの風景は好きだ。郷愁がある。

稲刈りは大きな機械に触れるのが楽しい。コンバインを運転するのは好きだった。ごうごうと脱穀の機械から吐き出されるもみの奔流を袋からこぼさないように必死で抑えていたのをよく覚えている。子供の力ではなかなか持ち上げるのも大変なそれを、いかにも老人という姿の祖父がひょいひょい持ち上げて運ぶのは驚きがあった。

稲刈りが終わった田んぼで藁を集めて三角に積み上げるのも面白かったけど、あれはいったいなんのためにやっていたんだろう、と疑問だった。調べるとすぐにわかるもので、「藁立て」といって乾燥させてそのあと漉き込んで肥料にしたりむしろ作ったりするらしい。(田んぼに並ぶ三角形 稲刈り終盤の佐賀平野で「稲わら立て」:朝日新聞デジタル

大潟村ではもう稲刈りの季節が到来しているぽいので、とりあえず行ってみれば広大な農地での収穫風景が眺められるかな。