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日記だよ

システムエンジニアリングサービス(SES)

SESはシステムエンジニアリングサービスなので、システムをエンジニアリングするサービスを提供するのが本来である。

システムとは系であり複数コンポーネントが組み合わさって機能機目的を果たす何者かである。エンジニアリングはすなわち工学であり再現性のある方法論で問題を解決することである。

我々はSESであるとされる。そうであらねばならない。要求されたこと以上の価値を出してこそ一人前と社内の研修でも言っているではないか。顧客の要求がこうだからとそれに従っている場合ではない。やるべきことはシステムの改善だ。他に何があるか。

もし顧客の要求がつまらないコードの安定した生産であったとしたら、それは彼らは実質的にはSESを必要としていないのだ。プログラミングする仕事の下請けを探しているだけだ。そんな現場では「つまらないコードの安定した生産」をシステムと見做して改善していくのが王道だろうと思う。システムエンジニアはソフトウェア開発を行うシステムの実装そのものでもあるが、同時にシステムを対象とし、デザインしていくのだ。設計という言葉は英語でデザインですよね?

我々はその身に複雑さを抱えた顧客企業を探してリーチし、彼らと一緒に対象をシステムと見做し問題を見つけ、エンジニアリングするべきなのである。SESなのだから!

 

云々。

新卒の会社で、SESやってる部署にいた頃、なにかのきっかけでそんな感じのスピーチしたことを思い出したのでメモしておく。二十代後半の勢いと元気さがある。

どう受け止められたのかあんまり記憶にないが、すぐ辞めた覚えがあるからあんまり好評ではなかったのだろう。

でも今でも大体そう思っている。今はWebサービスをやってる会社のインフラ部門にいるので、ユーザーが目的を達するために行う活動のインフラはすべからく対象化すべきである!ユーザーは差し当たっては社内の開発チームの連中である!と思ってやってる。