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日記だよ

趣味の物品の寿命

フルレンジスピーカーを調べていて、マルチウェイのスピーカーはネットワーク部に電解コンデンサが使われていて、そっちの品質や寿命があるのだぜということを読んだ。まあそれはそう。で、この電解コンデンサの寿命は思ったより短い。思ったよりというのは20-30年くらいらしい。思ったより短くないですか。

アンティックオーディオ機器のほとんどは寿命が尽きている

私はアンティックオーディオ機器が、高額に取り引きされるのは、おかしなことだと考えています。

様々な理由により、オーディオ機器は20年~30年程度で寿命が尽きます。

寿命が尽きていなかったとしても、年数を経た機械はそれなりに音質が劣化しています。

スピーカー、アンプ、プレーヤーそれぞれにそのような寿命がある。稼働部分があんまりないので関係ないのかなーと思っていたけどそんなことはなかった。ゼルダの武器みたいじゃん。良いものは使いたいけど使うとどんどん寿命が縮む。

趣味的なものの寿命についてはいろいろ考えてしまう。

中古戸建てを買いました。築30年ちょいです。日本の木造家屋、丁寧に暮らせば100年保つとかいうじゃないですか。

国土交通省の木造住宅期待耐用年数によると「フラット35基準程度で50年~60年、劣化対策等級3で75年~90年、長期優良住宅認定であれば100年超」※1とされています。

フラット35基準の長期優良住宅。なるほど。30年前の基準だとどうかなー。ところで家庭の電気系統の寿命、上下水道配管の寿命、ガス管、灯油管などもあります。そっちの方が明らかに寿命は短そう。いずれにしても今の家は長持ちするのか。はたして。という感じがしてくる。

屋根や壁は10年とか20年で再塗装が必要なようです。ドアや窓のサッシとか水周りもねー。海沿いなのでコンクリ基礎の塩害も気になるところではある。

ガソリン車の寿命はどうなるのか、これは予断を許さない感じはする。どんどん古い車は税金増えたりして不利になっていきますね。

日光での日焼けでどんどん背表紙の色が褪せていく気がする。そもそも本は読む側の視力とか体力も要求するからな。案外、楽しめる期間に限りがあるような気がする。

LP / CD / DVD / Blue-Rayなどの音楽・動画コンテンツ

CDが出てきた時はデジタルで劣化しなくて安心という話を見ました。でもディスクのプラスチックは別に完全な剛体で作られているわけではなく、10年や20年でダメになったりするらしい。デジタルデバイスは変化が早くすぐに廃れるというけど、CDの規格は息が長いですね。CCCDみたいな一瞬出現した何かはありましたが。DVDもまだ頑張ってる。

意外と強いのがLP盤だと思う。これもゼルダの武器と一緒で使うとすり減ってダメになっていく種類のものではあるけど使わなければ劣化はゆるやかです。

MDとテープメディアは滅びた。LDも、まあ、消えたと言って良い。

ゲーム

ソシャゲ、携帯ゲームなどは後世に残らない、というのはよく言われますね。ドラゴンクエストXのオフライン版が出たのはすごいことだと思う。WindowsTo Heartを現代のOSで動かすための互換設定が入っている、といういい話を見ましたがあれほど大ヒットしたゲームであればまあ、という気がする。メビウスリンク2はWindows 10でほぼまともに動きませんでした。つらい。

番外編: 旅行とか体験型の趣味

記憶という媒体にどのような信頼性を置くかという感じはする。ただ「いずれ行ってみたい」っていうのは歳をとると実現不能になってきたりすると思うので、そういう後悔を捨て去るプライスレス効果はありそう。

料理、酒、などの趣味はどうなのか。包丁とか道具を揃えるのは寿命問題があるけど、そもそもライフサイクルそこそこ短いもんだから、あんまり寿命考えることはないかも。消耗品という感じがある。しいていえば「熟練」という果実を得るための行為なのかもしれない。