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日記だよ

ゾンビランドサガの「花魁なんだから」とか「アイドルなんだから」って、どっかで見たノリだなと思っていたけど、あれだ、漫画「エルフを狩るモノたち」の、「オスカー女優!日本の宝!」だった。まず職業があり、そのステレオタイプな側面を当然あるものとして設定に取り込まれたキャラクター。「アイドルだってこうなんだよ」というところまで含めてステレオタイプであると捉えたら、なんか一回微分したらステレオタイプみたいな概念がある気がする。物語の構成要素としてそれを取り扱うときのステレオタイプというか...。

昔の「博士」「科学者」とか、「社長」「経営者」もそうだし、探偵や刑事、教師や医者など役割を持って出現する登場人物というのはそういう業を背負わされている気がする。たとえばグラン・ヴァカンスで飛浩隆が描いていたAIの業、役割と自我が不可分になっている、そういう趣のやつ。それを、ストレートにあるものとして描いてしまうというのも一周まわった手法なんだろうか。