見た。言わずと知れた黒澤明の傑作で、傑作たる所以はみたらわかる、以上、という感じではある。何度も挑戦して途中で寝てしまっていたいわくつきの(個人的には)作品ではあったが、今回楽しく最後まで見れてよかった。
なのだが、百姓パートは半分くらいしか言ってることが聞き取れず、断片的な単語と事前情報から追えはするのだが自分の時間に自信が持てない、という状態で脳に負担がかかる。
侍は言葉が聞き取りやすくて良い。これが同じ国の人間で、お互いに意思疎通できているというのだからすごい。
字幕版がほしい。実はBlue-Rayとかだったらあるのでは、と思って調べたら日本語字幕あるじゃん。しかもリニアPCMステレオとリミックス版の5.1chが収録されていて、音声の聞きやすさとかかなり違うのではないか、と悔しい気持ちになっている。今度レンタル屋で探してみようかな。
それにしても、声が聞き取りづらいのは音響のせいもあると思う。本作に限らず、古い日本映画は全体的にそうだ。もしかしたら大型フルレンジをスクリーンの裏に一本置くとかの方が意図通りに聞けるのではないか。スクリーン越しに聞かせる想定なので高音を意図的にあげてるとか...ないか。
あとサムライセブンは思ったより10倍、七人の侍だった。