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日記だよ

実写ドラマ「幽遊白書」

全話見た。ウム...ウム。

思ったよりよかった、というのはまず前提としてある。コスプレ感の強い髪の毛の色とか蔵馬の服装とかについては見てるうちに意外に慣れた。

話数少ないドラマとしてまとめるための都合であることは承知しているものの、登場人物の役割が最初から定まっていて、その役割に対してシュッと収まる感じで主要キャラのエピソードが一周している構成が納得いかなかった。そもそも、第一話の時点で魔界の穴なども含め物語の構成がだいたい示されてしまっているため、こいつを解放しようとする悪巧みに対して主人公が挑むのだなとフレームされてしまっている。

その感情を自分で考えてみると、登場人物の物語の中の立ち位置が変わる瞬間が好きなんだな〜と思うなどしました。「敵なんだけど一時的に共闘」みたいなのも同分類だと思う。たとえば視点を変えて描くみたいなのも好きです。「最後の1行を読むと物語の解釈がひっくり返る」とかはやり過ぎ感がある、という妙なバランス感。

成長物語もそうなんだよね。物語の中での立ち位置の変化なんだ。それも含めて、この物語はどういう形をしているのだろう、と思いながら追いかけるのが自分は好きなんだと思う。