プライムビデオで見放題が終わるということで見てみた。これは、個人的には面白かったけど見る人は選びそう。
ゴアマンというだけあり、残虐描写があります。
基本的なストーリーの筋はぜんぜん特殊なものではなくむしろスタンダードで追いやすい。正義も悪もないんだけど、強いて言えば「おかしな友情」ものです。
舞台は欧米のどっかって感じで、仮面ライダー的な特撮ノリが全面的に導入されているので懐かしさを強く感じる。そういう素材を、設定として残虐な悪魔とかテンプル騎士団とか宇宙を滅ぼすとかそういういかがわしいコテコテの要素でデコレーションしまくった挙句、ブチギレ少女を主役に据えることで全て背景にしてしまった。主人公の女の子のパンチの効いた造形がたいへんいい。
B級感溢れる(ほんとに溢れている)ビジュアルや設定なのに作りは丁寧でさっぱりしている。安っぽい残虐シーンに苦笑したりするけど、同じくらい「あれっ、これちょっと怖いじゃん」とぞくっとなる角度がある。ありがちなちょっといいエピソードなんだけど主人公がアレなせいで、いちいち「え、それでいいの?」とみてるこちらが置いてけぼりになる。恐ろしい悪魔なんだけど宝石を持ってる人にだけ命令に絶対服従!って設定なんだから、細かい言葉尻を捉えて逆襲したり、命令の裏を描くようにしてひどい結果になったり、って頭脳戦になるのかなと思ったらそんなことは全然なく大雑把な命令でちゃんということを聞く。
良作だとは思うんだけど、傑作とまではいかない。感想メモってて「同じノリが続くので疲れるんだな」と気がついた。予想と少しズレたところに着地することが続くと、そのズレも含めて予想するようになるから、もう少し順当な展開の箇所も緩急織り混ざってるとみやすいのかもしれない。ニンジャ・バットマンを見た時の疲れに似ている。ツッコミ疲れというか...。