見ようとした。見れてない。見始めたんだけど、突然Naruto的な忍術戦術バトルがはじまってついていけなくて投げ出してしまった。...そういうジャパニメーションバトルがいやだったわけではなくて、むしろ背景や心情の表現ゼロで突然「あいつを見捨てるのか!」「そんなことしないよ!」みたいなノリの会話が繰り広げられるのがつらかったという感じです。
映像のレベルやNaruto感はとてもすごくて、脚本や演出の人が好みだったらまったく違和感なく見れてしまったと思う。これは、日本の映画の方がよかった、というわけではなく、こないだ見ようとした劇場版「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」も無理矢理感がすごくて最後まで見れなかったので、劇場映画のフォーマットに過剰なコンテキストを詰め込んで(登場人物が多すぎる)、さらにノルマのようなシーンを散りばめるお祭り感が最近はどうもダメって感じらしい。どうして拾ってきた猫の妖精にお前らそんな肩入れするの。何を不思議に感じて何を当然と感じるのかが全くわからないまま、登場人物たちが驚いたり予想したりを遠くから眺めているような感じで、物語に入り込めないのである。
これが歳をとったということだろうか。つらい。とうぜん、自分が劇場クオリティでいろんなキャラのいつもと違う掛け合いシーンを楽しみにしている視聴者であれば「そうそう、このシーン見たかったんだよな!!! お祭りだからな!!!!」となるわけなので...。