見た。面白かった。
伝説の作詞家・作曲家コンビのバート・カルマーとハリー・ルビーの伝記的なミュージカル映画。いくつか感想記事を眺めると、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)はこういう音楽家の伝記的な作品をよく作っているらしい。風去りや小鹿物語、アニーよ銃をとれなどにも関わっているんですね。
テンポの良い展開で勢いがある。
冒頭のタップダンスがかっこいいな、マジシャンもやるんだな、きっとパートナーの女性との押したり引いたりが横糸なんだなと思ったらあっさり膝をダメにし女に振られ主人公どん底パターンか! と思ったらシュッと復帰し相棒を見つけどんどん幸せになるじゃないか。奥さん実力派のエンターティナーだったのに主婦として安全圏へ退避している。相棒のほろ苦い失恋みたいな話も挟みつつ、起承転結の「転」はかなりの終盤。おっさんそこでそれ言うのか。そこからの結は勢いで進むんだけど気分よく見終わることができる。
見終わってみれば相棒のハリーがヒロイン役ですね。
全体的によかったんだけど出てくる女性が見分けがつきづらいのが難点。声も装いも顔立ちも記号がなくて大変であった。これは自分の問題かもしれない。
「次は日本調の音楽にしよう」 「フンフンフン... おお、ウーロン」(ウーロン!)