心の内側からわきあがる無限のやる気、焦燥感、衝動のようなものに依存するのはとてつもなく不安定であると思っている。少なくとも自分はそう。やる気のある時期は気がつくと全てがいい感じに進んでいるという状況になるけど、その反動でしばらくベッドから出られなかったりする。しますよね? しません?
なので、仕事などで一貫性や安定性を求められるシーンでは、以下のような設定のペルソナを装備している。
- やる気のある人であればこのような判断基準や行動傾向になるだろう
- 有能な人であればこのように問題に取り組むだろう
- でも自分は無限にやる気があるわけでも異常に有能であるわけでもないので、「適度にだらけているけど実は有能な人」くらいです
いつからかはわからないけど、だいたいそういう方針でやってる。
「イメージするのは常に最強の自分だ」*1
はい
最近は職種的な要請から、以下のような特性を持つ有能な現場マネージャーという設定で生きている。
- 技術についてエキスパートではないことを自覚しているが、手を動かすことは好き
- 役割分担について理解しており、自分はチームの窓口として経営や他チームとのパイプであると考えている
- そのために必要な隣接領域の学習の方が技術より優先だとわかっている
- 普段は適当な感じなんだけど実は全体をきちんと見ている
- 抜けが多いけど一番の大事なポイントでは外していない
- 感情コントロールを意識的に行なっており、他人の想定外の行動によって簡単に気分を害さない
- 悪感情が他人のパフォーマンスを落とすことを意識している
- リスク管理について重要度を高く設定している
そういう設定をしてもうまくできないことは多いんだけど、少なくとも、「設定通りできなかった」という失敗として認識することができて、修正することで設定通りの行動ができるように近づいていく。
成長するとか目標を設定するとかいうのとは違うんだけど、求められる状況に対して自分が合わせようとする性質を利用して、今できないことをできるようになるように自分を導いている、ということは言えるかもしれない。