アンチパターンという見方をしたことはなかった。面白い。
やってはいけないよ、という働きかけをしたい場合にアンチパターンという用語でまとめるというのは効果がありそうですね。
じっさい、転職や異動しようとする時、自分は以下のようなことを気をつけてる気がする。似たようなアドバイスをすることもある。
- お手並み拝見されるタイミングを読んでちゃんと実績を出すようにする。
- 理想的にはちょっと期待よりも高い実績を無理してでも出していきたい。そのために期待値のコントロールも重要。
- つまり期待値をうまく読むのだ。
- 最初は郷に入って郷のやり方でやりますというスタンスをとる・そのやり方を未熟ですが学習しますという立ち位置をとって学習期間を確立する。
- 異文化に馴染もうと努力している人にはたいていみんな好意的だし、失敗にも寛容になります。これは自分たちの文化を尊重されていると感じるためだと思う。
- 外から来た人が自分たちの文化を馬鹿にしない、というのはけっこう大きな効果がある。「えっこんな非効率的なやり方してるんですか」とびっくりしてぐいぐい改善していってほしいと思う一方で、「ローテクだけど複雑なものを破綻なく運用していてすごいですね。きっと人が基本的に優秀なんだな」と感心してもらえると嬉しいんです。
- しょぼい仕事を拾いに行く。
- 貢献 - 感謝・評価のサイクルを早めに回し始める。小さくてもいい。
- 特に最初は現場仕事を率先してやると仲間として認められやすいみたいなハックはあるかも。これは場所によりそうだけど。「そんなことしてる間に自分の本来の仕事をさっさとできるようになって」と思われない程度にやりましょう。
- チームの成果は何か最終的に自分が再定義するつもりで行動する。
- 積み上げた歴史がないので完全に共感は無理です。無理に共感しようとしないこと。
- コミュニケーションパスを強引に広げに行く。
- 最初は足で稼ぐしかない。極端には関わりそうな部署の人全員と雑談しにいくくらいの勢いでよい。
- 色々ドキュメントや議論を読む。
- 過去の議論には価値観が残るから便利です。
- 記号的にキャラをはっきりさせてわかりやすく。
- 意外に大事だと思う。「ああ、あの人か」と想起されるようになると便利。
これは、だいたいアンチパターンの逆っぽい、というか、アンチパターンとして示されているようなことが生じることを前提として対策していそう。期待値のコントロールをしながら仕事環境を自分で作ろう、というのがベースにあるのかな。